World Aquatics Pointsとは、国際水泳連盟(World Aquatics )が制定している、競泳での結果を比較するための値である。
概要
- このWorld Aquatics Pointsは競泳において適用されるものである。すべての距離、種目において制定されており、男子女子、長水路、短水路でもわかれている。各世界記録を1000ポイントとしており、そこから1ポイントずつ記録が定められている。ポイントの数値が高ければ高いほど速い。
- 種目や距離などが違っていても、それぞれのポイントを比較することでレベルがわかる。
- なおWorld Aquatics Pointsを求めるアプリも存在する。
例
- Aさん(男子)50m自由形が25秒00→585ポイント[1]
- Bさん(男子)100m平泳ぎが1分5秒52→817ポイント
上記の二つを比べると、ポイントの高いBさんの方が高い泳力を持っているとみなされる。
World Aquatics Pointsの求め方
国際水泳連盟ではタイムごとにポイントが制定されているが、そのポイントの求め方がある。
公式
- World Aquatics Points=1000×(各世界記録(秒)÷その人が泳いだタイム(秒))³
- 文章に直すと、「世界記録を泳いだタイムで割り、その数値を3乗し、さらに1000かけた数値」がWorld Aquatics Pointsである。
- なお、小数点以下のポイントは切り捨てとなる。
例
- 200m平泳ぎを2分30秒00で泳いだ場合(男子、長水路、2015年)
- 200m平泳ぎの2015年世界記録は2分7秒01である。
- 泳いだ記録を秒に直すと150.00秒
- 世界記録を秒に直すと127.01秒
- 上記二つのタイムを公式に当てはめると、
- 1000×(127.01÷150.00)³
- =1000×0.607…
- =607…
- 小数点以下は切り捨てなので、泳いだ人のWorld Aquatics Pointsは607ポイント、ということになる。
関連項目
外部リンク
注釈