HARE晴れカーニバル
「HARE晴れカーニバル」(ハレばれカーニバル)は、日本の男性グループ・祭nine.の楽曲。2枚目のシングルとして2018年3月21日にテイチクエンタテインメントのレーベル・インペリアルレコードからリリースされた。 制作、音楽性前作「嗚呼、夢神輿」と同じく、祭nine.の音楽プロデュースを手掛けるYUMIKOが楽曲プロデュースと作詞を担った[1]。作曲はNMB48やバンドじゃないもん!などの作曲を手掛けたことがある[2]ムラマサヒロキによる。編曲は中土智博、コーラスに高橋秀幸が参加している[3]。 「HARE晴れカーニバル」は、歌詞に多くの縁起物が盛り込まれたアッパー・チューンである[4][5]。YUMIKOはこの曲を「日本一縁起がいい曲」というコンセプトの曲であると解説している[3]。祭nine.のメンバーはこの曲について、歌詞に「1富士 2鷹 3なすビーーーー!!!」(一富士二鷹三茄子)など縁起の良い言葉がたくさん入っていること、「キラキラ感のある音とか、祭感のある音とか」といった色々な音が詰まっていることを挙げ、「デビュー曲『嗚呼、夢神輿』とは、また違った祭りを表現しています」とコメントしている[6]。この曲でオリコン1位を獲得する意志を込め、歌詞に「目指すはテッペン」というフレーズが入れられた[7]。 リリース祭nine.は2017年8月16日に「嗚呼、夢神輿」でメジャー・デビューし、オリコン2位、ゴールドディスク認定といった成果を上げた。同年12月25日にZepp Nagoyaにおいてワンマン・ライブ『祭nine. 冬祭り2017 どデカイ太鼓打ち鳴らせ! in Zepp Nagoya』を開催。このステージ上で「HARE晴れカーニバル」を初披露し、2018年春にこれを表題曲とするセカンド・シングルをリリースすることを発表した[4]。 2018年1月13日放送の冠ラジオ番組『祭nine.の祭の祭り!』(東海ラジオ)で楽曲をオンエア[8]。2月23日にショートバージョンのミュージック・ビデオをYouTube上で公開[9]。同時にCBCテレビにおいて特撮ヒーロードラマ『ボイメン新世紀 祭戦士ワッショイダー』にグループで主演することが発表され、その主題歌がカップリングの1曲として収録されることとなった[10]。「HARE晴れカーニバル」は日本テレビの音楽番組『バズリズム02』の3月度オープニングテーマに起用され[10]、3月24日(23日深夜)放送の同番組に出演してスタジオライブでこの曲を披露した[11]。 リリース当日は東京・サンシャインシティ噴水広場で発売記念イベントを開催し、3回の公演に約5,000人が訪れた[7][12]。CDシングルはパターンA・B・C・Dの4種類でリリースされた。パターンAには「HARE晴れカーニバル」のミュージック・ビデオとそのメイキング映像を収録したDVDが付属する。パターンAとB、パターンC、パターンDで異なるカップリングを収録しており、これらは全て表題曲と同じくYUMIKOが楽曲プロデュースを担った[1]。パターンAとBのカップリングには自己紹介ソング「I'm On Fire!」を収録。この曲は兄貴分・BOYS AND MENが初期から歌ってきた自己紹介ソング「Fight & Fire」(未CD化)の“兄弟曲”という位置付けである[13]。パターンCは、リーダーの寺坂頼我が「今までやってこなかったかっこよさのジャンル」と解説している[14]「ROCK STEADY」を収録。パターンDに『ボイメン新世紀 祭戦士ワッショイダー』の主題歌「祭戦士ワッショイダー」を収録している。 ミュージック・ビデオミュージック・ビデオは、祭り櫓や屋台を組んだセットで大勢のダンサーとともにパフォーマンスをするシーンと、メンバーが侍に扮したシーンとを織り交ぜた内容である[10]。メンバーは、「嗚呼、夢神輿」でのストーリー性のある内容から今作はギャグ路線に変わっていると述べている[4]。 アートワークアートワークは4パターン全て異なる仕様である。ジャケット写真はパターンA、B、C、Dの順に別途に公開された[15]。パターンAとCで着ているものがこの曲の衣装であり、これには「あっぱれ学ラン」という呼び名がある[16]。パターンCはこれにマントを羽織った「ROCK STEADY」のパフォーマンス時の衣装[14]、パターンBはミュージック・ビデオにも登場するちょんまげの侍の姿[10]、パターンDは『ボイメン新世紀 祭戦士ワッショイダー』での特撮ヒーロー「ワッショイダー」に扮した姿である。 シングル収録トラックパターンA
パターンB
パターンC
パターンD
クレジット・時間:[17] チャート成績オリコンチャートでは、リリース日のデイリーランキングで1位を獲得し[7][12]、2018年4月2日付けの週間ランキングにおいてグループ初のチャート首位を獲得した[18]。2018年度の年間シングルランキングにおいて、59位にランクインした[19] Billboad JAPANのチャートではシングル・セールス・チャートにおいて首位を獲得するも[20]、2018年4月2日付けの総合チャートBillboard Japan Hot 100ではセールス以外においても高順位についた米津玄師「Lemon」に次ぐ2位となった[21]。年間チャートでは、Top Single Salesにおいて52位にランクインするも[22]、Hot100においては圏外という結果であった。 脚注
外部リンク
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