jiskan(じすかん)とは、二つのビットマップフォント「jiskan16」および「jiskan24」の総称である。「jiskan16」は16px、「jiskan24」は24pxのビットマップフォントであり、写研の小山壽久が作ったJIS X 9051/JIS X 9052に含まれるビットマップフォントをそれぞれBDF形式に変換、改変したものである[1]。その頃はフリーなフォントの数が少なかったこともあり、K14と並んで多くの無料アプリケーションに使用された。
著作権法では、「国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人(独立行政法人通則法(平成11年法律第103号)第2条第1項に規定する独立行政法人をいう。以下同じ。)又は地方独立行政法人(地方独立行政法人法(平成15年法律第118号)第2条第1項に規定する地方独立行政法人をいう。以下同じ。)が発する告示、訓令、通達その他これらに類するもの」には、著作権が無いとされている[8]が、JIS側は国に著作権がある場合のみこれに当てはまると考えている[9]。そのため、JIS側の主張ではJIS X 9051/JIS X 9052の原案作成団体である社団法人電子情報技術産業協会が著作権を持っていることになるはずであるが、どちらにせよ日本国において顕著な特徴を持たないタイプフェース自体の著作権は認められていない[10]ため、問題ないと考えられている。