K4リーグ
K4リーグ(朝鮮語: K4리그)は、大韓民国のセミプロサッカーリーグである。韓国サッカーのリーグ構成では4部に相当する。プロサッカーリーグのKリーグ(Kリーグ1とKリーグ2)は韓国プロサッカー連盟によって運営が行われるが、K3リーグとK4リーグは大韓サッカー協会によって運営される。なお、K4リーグの下位カテゴリーにアマチュアリーグの最上位リーグとなるK5リーグが存在するが、K4リーグとK5リーグの間での昇降格は行われていない。ただし、2026年シーズンから昇降格が導入される予定である[1][2][3]。 概要2019年シーズン終了後に韓国サッカーリーグのリブランディングが行われ、従来のK3リーグベーシック(アマチュアリーグ)が廃止され、それに代わるものとしてセミプロリーグのK4リーグが創設された。2017年から2019年までのK3リーグアドバンスとK3リーグベーシックと同様に、K3リーグとK4リーグの間で昇降格が行われる。 大会形式2023年シーズンまでは2回総当たり(ホームアンドアウェー)で対戦してリーグ戦を争う。上位2チームがK3リーグに自動昇格し、3位と4位のチームが昇格プレーオフを戦い、その勝者がK3リーグ14位のチームとの入れ替え戦に臨む。参加チームが少なくなった2024年シーズンは昇格プレーオフは行わず、リーグ3位のチームが入れ替え戦に進出した。 2020年旧K3リーグアドバンスの5チーム、旧K3リーグベーシックの6チームに加えて新設の2チームがK4リーグに参入し、全13チームで最初のシーズンが開催された。なお、シーズン終了後に利川市民FCが財政難のため解散した。 2021年2021年シーズンから若手選手育成を目的にそれまでRリーグしか参加することができなかったKリーグクラブのリザーブチームのK4リーグ新規参戦が認められた(K3リーグへの昇格も可能)。これに伴い江原FC Bが本シーズンから参入し、他に3チームが新規参入。1チームが解散したため、全16チームでリーグ戦が行われた。K3リーグの金浦FCが翌年からのKリーグ2参入を認められたため、K4リーグ3位と4位のチームで昇格プレーオフを行い、その勝者がK3リーグに昇格した。 2022年新たにKリーグクラブのリザーブが3チーム参戦(全北現代モータースB、大邱FC B、大田ハナシチズンB)。3チームがK3リーグに昇格し、1チームがK3リーグから降格したため、2022年シーズンは全17チームでリーグ戦が行われた。 このシーズンは起用不可能な選手をプレーさせた不正行為が発生し、楊平FC、FC南洞、忠州市民FCがそれぞれ3試合、7試合、12試合、没収試合扱いとなった[4]。 また、FC南洞は7試合を残してシーズン途中で解散してしまった[5]。 このシーズンはK3リーグの天安シティFCと忠北清州FCがKリーグ2に参入したため入れ替え戦はなくなったほか、リーグ優勝した高陽KH FCがシーズン終了後に解散したため、2位の楊平FCと昇格プレーオフを制した春川市民FCの2チームがK3リーグに昇格した。 2023年新たに釜山アイパークのリザーブチームである釜山アイパークフューチャーズ、世宗ヴァネス、高陽ハピネスFCが新規参入。また、忠州市民FCは改組されてFC忠州となった。当初は全17チームでリーグ戦を行ったが、シーズンの3分の2を消化する前に高陽ハピネスFCが財政難のため撤退してしまったため、同クラブに関連する成績は全て公式記録から削除された。大邱FC Bがリーグを2位で終え、Kリーグクラブのリザーブチームでは初めてK3リーグ昇格を果たした。 2024年世宗ヴァネスがFC世宗に改名。南楊州市の南楊州FCの新規参入が認められた一方、K3リーグから唯一降格してきた楊州市民FCが同シーズンの参戦を見送り、さらにKリーグクラブのリザーブ2チーム(江原FC Bと釜山アイパークフューチャーズ)が解散したため、全13チームでリーグ戦が行われた。 上位2チームが自動昇格し、3位のチームがK3リーグ14位と入れ替え戦を行う予定であったが、K4リーグを2位で終えた大田ハナシチズンBがシーズン終了後の解散を決めたため、K3リーグからの自動降格は最下位のチームのみとなり、入れ替え戦はK3リーグ15位のチームとの対戦になった。この結果、K4リーグ優勝の全北現代モータースBがK3リーグへ昇格し、大邱FC Bが1年でK4リーグに降格となった。 シーズン終了後、大田ハナシチズンBの他に全州市民FCとFC世宗が解散。また、FC忠州は忠清北道忠州市との縁故地(ホームタウン)協約が満了するため、12月20日に京畿道漣川郡と縁故地協約を結んで同地に移転し、漣川FCとなった[6]。 2025年FC世宗に代わって世宗SA FCが参加する一方、シーズン開幕前の1月14日にソウル蘆原ユナイテッドFCが解散を発表し[7]、2024年シーズンの2位から4位の3チームが全て解散してしまう事態となった。 出場選手登録枠国籍問わず外国人を最大3人、加えてAFC加盟国の選手を1人登録可能である。また、K4リーグでは社会服務要員のプレーが認められており、最大10人まで参加可能となっている。ただし、社会服務選手は服務が終了するまで移籍することはできない。 参加クラブ
脱退したクラブ
結果
出典
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