Morpheus
Morpheus(モーフィアス)は米StreamCast Networks社の提供するWindows用のP2Pクライアント。 日本語検索能力に難があり、日本ではあまり普及していない。 特徴
経緯ストリームキャスト社のMorpheusは、かつてNapsterに続くファイル交換サービスとして、最も人気が高かったが、ソフトウェアライセンスを巡る問題が発生した後、Morpheusのユーザーは一夜にしてKazaaから追放された。その後、Morpheusはオープンソース技術に移行してMorpheusの人気は急降下し、かわってシャーマン・ネットワーク社のKazaaがダントツの人気を誇るファイル交換ソフトウェアとなった。今では、Kazaaも使用者を減らしており、Morpheusもマルチネットワークとなっている。 2000年 StreamCast社はOpenNAPから、FastTrackへとプロトコルを変更した。 2002年2月26日 FastTrackネットワークのプロトコル更新時に、Morpheusユーザーがネットワークから締め出された。
2003年3月2日 GnutellaネットワークのGnucleusのコアを使った、新しいMorpheusクライアントが発表された。
概略Morpheusは、世界で初めてDHT(分散ハッシュテーブル)を実装したクライアントで、「史上初めて、分散型のP2P技術によって完全に分散化されたアーキテクチャで、中央サーバ並みの信頼性を提供する」と、StreamCast Networksのマイケル・ワイスCEOが語っている。 Morpheusを巡る裁判モーフィアス事件(モーフィアス・グロクスター事件)2001年10月3日 Morpheus・KaZaA・GroksterをMPAA・RIAAが著作権侵害で提訴 2003年4月25日 アメリカ初の合法判決(米ロサンゼルス連邦地裁)
2004年12月 アメリカ合衆国の最高裁判所は、事例を審理することに同意 2005年6月27日 米国最高裁で映画・レコード会社の全面勝訴
-この判決によりP2P企業は、ユーザーによる違法なファイル交換の責任を問われることとなった- 2006年9月27日 「Morpheus」が、ユーザーによる著作権侵害行為を助長したとの判決を下した。
スカイプ・KaZaA訴訟2006年3月27日 StreamCastがカリフォルニア州中部地区連邦地方裁判所へ提訴
2006年5月22日 Skypeの親会社であるeBay社を提訴する企業21社の中に加えた 2006年5月22日 eBay以外の被告全員を独占禁止法違反でさらに提訴 関連項目 |