PD手帳
PD手帳(ピーディーてちょう)は、1990年5月から放送が開始された文化放送 (MBC) の調査報道番組。“PD”はProDucerで「プロデューサー」のこと(日本でも使われる省略形)。2007年11月3日からそれまでの録画放送が生放送になったが、2008年8月から再び録画放送になった。過去に視聴者からの抗議や政府からの中止要請で放送が中断されたり、休止することもあった。 1990年5月に放送を開始し、放送回数は2014年7月1日に1000回目に達した。2004年12月に第9回アジア・テレビジョン・アワードで時事部門の最優秀作品賞を受賞した。日曜夜の「時事マガジン2580(시사매거진 2580)」とともにMBCを代表する調査報道番組である。 エピソード黄禹錫疑惑報道の経緯PD手帳は、ソウル大学校教授(当時)黄禹錫(ファン・ウソク)グループのES細胞論文に対する疑問を最初に提起した番組としても知られる。捏造疑惑を放送した後、放送内容や取材手法をめぐってMBCに抗議が殺到し、デモが行われるほどの事態となった。この余波で一時は放送休止に追い込まれていたが、2006年1月3日に放送を再開した。
狂牛病問題報道の経緯米国産牛肉の輸入再開に合意したことを受け、2008年4月29日に「緊急取材! 米国産牛肉、狂牛病から守られているか」と題し、狂牛病に関する内容を放送したが、この中で「韓国人は遺伝子的に狂牛病にかかりやすい」、「狂牛病の主な症状はすわりこむことだ(いわゆる“へたり牛”)」等と報じ、韓国国内で大規模な反米・反政府デモが起こるなどの影響をもたらした。しかし放送内容に捏造や誇張があったことが明らかとなり、MBCは謝罪放送を行った。
PRODUCE X 101での選考不正を報道→詳細は「PRODUCE X 101 § 投票操作問題」を参照
国家情報院と日本の保守団体との癒着問題2021年8月、国家情報院と日本の「国家基本問題研究所」の癒着を報じた。情報提供者によれば、韓国の“愛国者”と日本の歴史修正主義者、それぞれの動きについて情報交換をしており、行動予定は互いの公安当局に筒抜けだったという[1][2]。 世界平和統一家庭連合問題2022年8月30日、「安倍、銃撃犯そして統一教」と題して、同年7月に日本で発生した安倍晋三銃撃事件並びに韓国発祥の宗教団体で日本の政治と密接な関係が指摘されている世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)に関する特集を採り上げた。放送後、日韓の家庭連合信者達は偏向報道だとして、翌日8月31日にMBC本社前にて、約4,000人が抗議デモを行った[3][4][5]。 スタッフ
関連項目
脚注
外部リンク |