PENTAXの銀塩コンパクト・APSカメラ製品一覧この項では、旭光学工業(現リコーイメージング)の発売してきた35mm判及びAPSフィルムを使用するコンパクトカメラについて述べる。 概要従来、カメラ製品においては一眼レフ方式のみであったペンタックスも、時代の流れには抗せず、1982年の オートロンシリーズ からコンパクトカメラ分野に進出するようになる。 135フィルム
オートロンシリーズペンタックス初のコンパクトカメラシリーズで、レンズシャッター式の単焦点カメラ。上位機種はAF機能を搭載するも、精度はあまり良くなかった。初期のコンパクトカメラであるがゆえに、ブリッジカメラ的な色合いが強く、今のコンパクトカメラにはない独特の雰囲気を持つ。最短撮影距離70cmは、当時のコンパクトカメラの中では秀でていた。
スポーツシリーズ
ピノシリーズズームレンズを搭載しない単焦点レンズのコンパクトシリーズである。「ピノ」の名称が付かないモデルもここに記載する。
ズームシリーズ世界初のズーム付きコンパクトカメラである、『ZOOM70』より始まったズームコンパクトカメラシリーズ。当時のコンパクトカメラは標準・望遠の2焦点カメラが人気であったが、旭光学(当時)では他社との差別化のため、これを飛び越してズームレンズ搭載のコンパクトカメラの発売とした。パワーズームによるズームミングやAFの動作、筐体の大きさなど、今から見れば機能的には劣る面も見られるが、このシリーズは市場に好評をもって迎えられ、オートロンから続くペンタックスブランドのコンパクトカメラの不振を吹き飛ばした。
エスピオシリーズ従来のオートロンシリーズやズームシリーズが一眼レフカメラとのブリッジカメラ的な色合いが強かったのに対して、エスピオシリーズは真のコンパクトカメラと呼べるサイズにまで小型化された。多くのシリーズ展開がなされ、コンパクトカメラ最大の48~200mmズームレンズを搭載した機種もあった。シリーズ末期はコンパクトデジタルカメラのオプティオシリーズと併売され、あとを譲ることとなった。
APSカメラ1997年に登場したアドバンスト・フォト・システム(APS)カメラ製品の規格策定にも加わり、カメラ製品もリリースした。同システムを使用したカメラはコンパクトカメラに限られ、一眼レフの発売はなかった[1]。規格の衰退とともに出荷も縮小を続け、2006年2月をもって販売終了となった エフィーナシリーズAPSを採用した実像式ズームファインダー式のコンパクトカメラシリーズ。同業他社がAPSカメラ製品から撤退していく中で販売され続けてきたが、2006年2月に販売終了された。
脚注
関連項目参考図書
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