企業ロゴ
RTLグループ (ルクセンブルク語 : RTL Group S.A. ) は、ルクセンブルク のキルヒベルクに本社を置き、ラジオ・テレビジョン・ルクセンブルク (フランス語版 ) (Radio Télévision Luxembourg )を筆頭とするヨーロッパ 最大のメディアグループである。
フランクフルト証券取引所 に上場している(FWB : RRTL )。
沿革
1931年 、フランスの実業家により、ラジオ・ルクセンブルク(CLR)として開局した[ 1] 。
同年、当時としては強力な長波送信機が開発されている。
1933年 、CLRは広告費を財源としてフランス向け番組の放送が開始し、同年12月には英語放送を開始、当時の欧州域内で最強の長波局を開設した。当時はイギリス人のスティーブン・ウィリアムズが司会を務めていた。
当時、英国のBBCは、日曜日になるとより深刻で宗教的な番組を放送していたことから、英国内のラジオリスナーの約半数がCLRに切り替えていたと言われている。BBCで放送が認められていなかったコマーシャルがCLRによって放送されたことから、RTLは欧州で最初の民放ラジオのひとつとなった。
第二次世界大戦が勃発するとCLRは閉鎖され、ナチスドイツのラジオ局と同一視されていたが、連合国によってドイツ語で「ライヒスファンク」に反対するために使用されていた。中でもアニーとも呼ばれる送信者1212は、1944年12月から終戦直前の1945年4月25日まで、ルクセンブルクから長波周波数1214.5キロヘルツのCLRを介して放送されたドイツ語のラジオ局は、深夜26時から朝6時のニュースの時間まで、アメリカ軍の諜報機関によって運営されていた。アニーの責任者はハンス・ハーベであり、ステファン・ハイムとハヌス・バーガーも参加したリッチーボーイズというユニットの一員でもあった。
アニーの特別な点は、あたかもドイツのレジスタンスのラジオ局であるかのように、ラインラントで秘密裏に放送し、ヒトラーへの反対と戦争の終結を呼びかけていたことにあった。
1950年 に創立した欧州放送連合 では、23社の創立メンバーの1つである。
1954年 には社名をCompagnie Luxembourgeoise de Télédiffusion(CLT)に変更した[ 1] 。1997年 にドイツのUFA Film- und Fernseh-GmbH との合併、2000年 にはイギリスのピアソン のテレビ部門であったピアソンTVを統合し、現在のRTLグループになった[ 2] 。2001年 にグループ・ブリュッセル・ランバート から30%を譲り受けたのち、2019年現在、ドイツのメディア・コングロマリットであるベルテルスマン が、株式の約75%を保有している[ 3] 。
主なメディア
テレビ
ラジオ
RTL、RTL2(フランス)
RTLラジオ(ドイツ、ルクセンブルク)
テレビ製作会社
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
RTLグループ に関連するカテゴリがあります。
銘柄入替日時点でのウェイト順
緑字は2024年9月23日入替銘柄