ゆっくりMovieMaker
ゆっくりMovieMaker(ゆっくりむーびーめーかー)は饅頭遣いのおもちゃ箱で配布、開発しているゆっくり茶番劇、ゆっくり実況、ゆっくり解説動画用の動画編集支援ソフトである[1]。 主にニコニコ動画、YouTube等の動画投稿サイトでアップロードされているゆっくり実況動画の作成に使用されている。愛称は"YMM"である(以下ゆっくりMovieMakerを"YMM"と表す)。 概要YMMが登場するまでは、セリフを専用ソフトで保存・動画編集ソフトにセリフを配置・字幕や背景などを配置・キャラクター配置などの作業を別々でする必要があった[2]。それをYMMでは動画編集機能とセリフ生成機能(AquesTalkの霊夢・魔理沙などの合成音声)両方がアプリに内蔵されているため、ほぼ一つの作業で終わらせることができる。また、フリーウェアのため無料で使用することができる。 このソフトの主な機能となっているキャラ素材の仕様及びAviUtl用スクリプトはゆっくりMovieMaker独自の機能ではなく、ズーズ氏によってnicotalk用に製作されたものを使用していたが[1]、YMM4/YMM4Liteでは独自機能となっている。 なお、後継となるゆっくりMovieMaker4が正式リリースされたので、今後YMM3の更新及びサポートは行われない[3]。 バージョン
YMM1では「喋ってほしい文を入力すると、それに合わせて喋る」というこれ以降のバージョンの主なプログラムとなっている。次のバージョンであるYMM2のバージョンアップは内容が多く、字幕機能やキャラ素材連携、カット・倍速やゆっくりボイスの連携機能が強化されたのもYMM2からである。YMM3ではVOCALOIDとの連携・角度の変更・操作感の向上、元に戻す・やり直し機能などが主であったため、YMM1からYMM2ほどの大きな変更はなかった。 しかし現在最新となっているYMM4はAquesTalk10対応・CeVIO(トーク)専用API対応・VOICEVOXAPI対応[5]・A.I.VOICE対応・CoeFont専用API対応・動画出力機能・倍速プレビュー・正確なプレビュー・64bit対応、フィルター機能、台本機能などと、YMM3から飛躍的に機能が強化されており、日々いろいろな機能が追加されている[4]。その代わり、3にあったズーズ氏によるキャラ素材スクリプト機能は2022年2月現在無くなり、「動く立ち絵」という独自の機能が追加されている。 配布形式は、YMM3の場合ZIP形式・インストーラー形式の両対応。但しYMM4/YMM4Liteは、.NET Coreを利用する関係上、インストーラー版の配信は終了されており、ZIP版のみとなっている。 機能動画・画像など様々なファイル形式に対応しており、それらで字幕や図形の追加、音声の追加、エフェクトの追加など簡単な編集を行うことができる。 対応ファイル
対応合成音声(YMM4,YMM4Liteのみ)
基本的な機能(YMM4,YMM4Liteのみ)
動作環境YMM3
YMM4/YMM4Lite
AviUtlとの兼ね合いYMM3までは自身で動画出力機能を持たないためAviUtl互換ファイル(.exo)を出力することによりAviUtl側で出力してもらっている。そのためYMMで動画編集をしたい場合AviUtlも必須となる[7]。しかしYMM4/YMM4Liteからは自身で動画出力機能を持っているためAviUtlは必須でなくなった[注 2][4]。 YMM4とYMM4Liteの違い通常のYMM4から、商用利用の際にライセンスの購入が必要になるAquesTalk1、AquesTalk2、AquesTalk10を取り除いた状態で配布しているバージョン。但し、別途プラグインをインストールすることで、各AquesTalkを利用できるようになる。 AquesTalkをインストールしたYMM4Liteを営利利用する場合、AquesTalkの音声を利用していない状態であってもインストールしているAquesTalkの使用ライセンスを購入する必要がある[8]。 脚注注釈出典
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