『アイアン・マン』(Iron Man) は、アメリカ合衆国のジャズのマルチ・インストゥルメント奏者エリック・ドルフィーの1963年に録音されたアルバムで、トランペット奏者ウディ・ショウのレコード・デビュー作。
概要
アルバム・カバーに記されたライナーノーツによると、レコーディング・セッションは、深夜に非常にリラックスしたスタジオの雰囲気の中で5夜にわたっておこなわれたという。多くの創造がなされ、作り出された楽曲は「ほとんど商業的 (almost commercial)」なものから「とてつもなく変 (very far out)」なものまで多岐にわたった。この週のレコーディングからは、2枚のアルバムが制作された。最初に発表された『カンヴァセイションズ (Conversations)』は、FM Records から発売された。
『アイアン・マン』は、当時「あまりにも未来的に過ぎる (too futuristic)」とされた演奏が含まれており、すぐには発表されなかった。発表は、ドルフィー没後の1968年であった[3]。日本盤は1973年にエピック・レコードからリリースされた[4]。
トラックリスト
Side 1:
- "Iron Man" – 9:07
- "Mandrake" – 4:50
- "Come Sunday" (Ellington) – 6:24
Side 2:
- "Burning Spear" – 11:49
- "Ode To Charlie Parker" (Byard) – 8:05
特記のない曲は、エリック・ドルフィー作曲。
パーソネル
脚注
参考盤
- Douglas International Recording Corporation SD785
- Fresh Sound FSRCD 1628