アイマン・アリ・カーメル[1](アラビア語: أيمن علي كامل、英語: Ayman Aly Kamel、1965年9月4日 - )は、エジプトの外交官、大使。2017年から2021年にかけて駐日エジプト大使を務めた[2]。
経歴
1980年代より外交官としてのキャリアを歩み始める。イタリア、オマーン、ヨルダンでの在外勤務を経て、2011年から2014年にかけて在シドニー総領事[3]。シドニー総領事として在任中の2014年3月7日、ブリズベンの聖スティーブン大聖堂(英語版)で行われた「世界祈りの日」(英語: World Day of Prayer)に参列し、ゲストスピーカーとして、宗派を超えたエジプトへの祈りを感謝するスピーチを述べた[4]。総領事離任後は、カイロで本省勤務[5]。
2017年8月1日、アッシーシ大統領がサーメハ・シュクリ(アラビア語版、英語版)外務大臣の立ち会う中で各国駐箚次期大使候補者29名と会見し、会見終了後、大統領はカーメルを含む候補者全員を大使として正式に承認した[6]。同年12月11日、皇居で信任状を捧呈[7][8]。
2018年8月6日、広島で開かれた平和記念式典に参列した[9]。
2019年10月22日、皇居正殿松の間で今上天皇の即位礼正殿の儀が執り行われ[10]、ハーリド・エルアナーニ(アラビア語版)考古大臣及び夫人と共に参列した[11]。
約4年間大使を務めた後、2021年10月に皇居で今上天皇に謁見して離任会見に臨み、大使在任中の支援と配慮に感謝を表明した。また、天皇に対してエジプトと日本が近年、教育・考古学・医療・COVID-19の拡散防止など様々な分野で協力してきたことも述べた[2]。
出典
外部リンク