アメリカ・デ・カリ(スペイン語: América de Cali S. A.)は、コロンビア第三の都市であるカリを本拠地とするサッカークラブである。単にアメリカ(América)と表記される場合もある。2020シーズンはカテゴリア・プリメーラAに所属。
アトレティコ・ナシオナル、ミジョナリオスに次いで、2020年終了時点で国内リーグ優勝15回を誇る強豪である。
コロンビア国内では、ミジョナリオスやアトレティコ・ナシオナルと並ぶビッグクラブである。
歴史
アメリカ・デ・カリの正式な創設日は1927年2月13日であるが、クラブとしての活動はそれ以前の1918年から始まっていた。当時、クラブの正式名称はまだ存在していなかった。そんな中、クラブ創設者がアルゼンチンのラシン・クルブに憧れていたことから、1926年頃にクラブ名称をラシン・クルブと決定し、ユニフォームもアルゼンチンのラシン・クルブを模した水色と白色の縦縞となった。[1]
しかしその後、クラブの方向性の違いから、一部の若者グループがクラブから独立することになった。この分裂により、クラブ名をアメリカと改め、ユニフォームも赤色に変更した。チーム分裂後、最初の試合が行われた1927年2月13日をクラブ創設日としている。
1948年に創設された国内プロサッカーリーグに初年度から参加。
コパ・リベルタドーレスには1970年に初出場を果たした。同大会には2020年までに20回出場しており、最高位は1985年、1986年、1987年、1996年の準優勝である。同大会における3年連続準優勝は史上唯一の記録(2020年終了時点)である。
ライバル
デポルティーボ・カリ
同じカリを本拠地とするデポルティーボ・カリとの対戦は、クラシコ・バジェカウカーノ(Clásico Vallecaucano、バジェ・デル・カウカ県ダービー)またはクラシコ・カレーニョ(Clásico Caleño、カリダービー)と呼ばれる。最初の対戦は1931年の地域選手権の決勝で、カリFC(現デポルティーボ・カリ)が1-0でアメリカ・デ・カリに勝利した。コロンビア最古のダービーマッチである。
ミジョナリオス
1980年代は、アメリカ・デ・カリがリーグ5連覇を達成するなど黄金期を迎えた。これにより、次第にミジョナリオスとアメリカ・デ・カリの対戦がスーペルクラシコ(Superclásico)と呼ばれるようになっていった。
アトレティコ・ナシオナル
1990年代は、アメリカ・デ・カリとアトレティコ・ナシオナルの2強体制となったことから、両クラブの対戦はスーペルクラシコ(Superclásico)と呼ばれるようになった。
タイトル
国内タイトル
- カテゴリア・プリメーラA(1948-):14回
- 1979, 1982, 1983, 1984, 1985, 1986, 1990, 1992, 1996-97, 2000, 2001, 2002前期, 2008後期, 2019後期, 2020
国際タイトル
地域タイトル(アマチュア)
- Copa Centenario Batalla de Boyacá(1919):1回
- Primera Categoría Departamental:7回
- 1931, 1932, 1933, 1934, 1935, 1939, 1940
現所属メンバー
- 2022年8月21日[2][3][4]現在
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
歴代監督
歴代所属選手
GK
DF
MF
FW
脚注
外部リンク