イエロージャケット (マーベル・コミック)
イエロージャケット(Yellowjacket)は、マーベルコミックスが出版するコミックに登場する架空のスーパーヒーローである。 その多くはマーベルの主要なシェアード・ワールドであるマーベル・ユニバースに登場する。また、2015年の映画『アントマン』でもイエロージャケットが登場した。 ハンク・ピム→詳細は「ヘンリー・ピム」を参照
ハンク・ピム(Hank Pym)は、メインストリームのマーベル・コミックスで初めてイエロージャケットのコードネームを使ったキャラクターである。彼は他にアントマン、ジャイアントマン、ゴライアス、ワスプを名乗っている。彼はアベンジャーズやディフェンダーズといったヒーローチームへの所属経験もある。 リタ・デマラ→詳細は「en:Yellowjacket (Rita DeMara)」を参照
リタ・デマラ(Rita DeMara)は、2代目のイエロージャケットであり、スーパーヴィランとして初登場した。彼女はスーパーヴィラングループのマスターズ・オブ・イーヴィルとフェミゾンズに所属した。デマラはその後スーパーヒロインへと転向し、アベンジャーズやガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーに所属した。彼女はイモータスに操られたアイアンマンによって殺されるが[1]、「カオス・ウォー」展開の際に復活した[2]。 他のバージョンアース-1610アルティメット・マーベル・ユニバースのイエロージャケットは2バージョンある。1つ目は消耗兵士ロボットとして作られたウルトロンである。ヘンリー・ピムはアルティメッツと瓜二つのアンドロイドを作った。ウルトロンはスカーレット・ウィッチに恋するが彼女に拒絶され、イエロージャケットを操って彼女を殺害する[3]。 その後はヘンリー・ピムがイエロージャケットを名乗っている[4]。 MCU版マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、イエロージャケットの開発・装着者であるダレン・クロス(Darren Cross)をコリー・ストールが演じる[5][6]。日本語吹替は大川透が担当。 キャラクター像ハンク・ピムの元弟子兼助手であり、マサチューセッツ工科大学を首席で卒業した経歴を持つ[7] 現“ピム・テック”CEO兼科学者。同社の会長でピムの愛娘であるホープ・ヴァン・ダインは、業務上のパートナーである。 若き頃、ピムに「自分と似ている才気溢れる科学者」と認められて彼と師弟関係を育み、ピム・テックを牽引する優秀な人材となったが、秘匿されていた“ピム粒子”の存在を知り、ピムが愛弟子の自分にも全てを託さなかったと失望。やがてピムの研究を奪い、師をも上回りたいという願望と、ピム・テックを完全掌握して“クロス・テクノロジー”と改名させる欲望にまで取り憑かれてしまった。そして実験を繰り返し、自身の腕でピム粒子の複製品である“クロス粒子”を発明した。 普段は知的で、自分の研究成果を自慢したがるトップセールスマンのように振る舞い、ピムが計画を妨害すると察してスコット・ラング/アントマンの素性を調べたり、“アントマン・スーツ”を模倣して完成させた“イエロージャケット”と、これの運用に必要不可欠なクロス粒子を個別に売り出して利益を一層あげようとするなど計算高い男である。だが、自身の頭脳を保護せずにクロス粒子の実験を繰り返したことで、精神的に不安定になっており[注釈 1]、イエロージャケットに関する計画に疑問と不安を持って意見した同僚を躊躇なく殺害したり、追い詰められると激情を剥き出しにしたり、敵対者を倒すために自身の側近たちをも平気で犠牲にし、無関係な民間人たちまで巻き込むなど、残虐で下劣なマッドサイエンティストとなり果てた。 ツール
このほかにもダレンは、 V12ヴァンキッシュSを愛車としており、ヒドラのエージェントのグロック17や、自身の側近のベレッタ 92FS Inoxも使用した。 描写
他のメディアテレビ
ゲーム
脚注注釈参考
参考文献
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