オールマン・ブラザーズ・バンド (アルバム)
『オールマン・ブラザーズ・バンド』(原題:The Allman Brothers Band)は、アメリカ合衆国のロック・バンド、オールマン・ブラザーズ・バンドが1969年に発表した初のスタジオ・アルバム。 解説「ドント・ウォント・ユー・ノー・モア」はスペンサー・デイヴィス・グループのカヴァーで、オリジナル・ヴァージョンではスペンサー・デイヴィスがリード・ボーカルを担当しているが[2]、本作ではインストゥルメンタルとして取り上げられている。「トラブル・ノー・モア」はマディ・ウォーターズが1955年に録音した曲のカヴァー。 「ウィッピング・ポスト」はオールマン・ブラザーズ・バンドのコンサートにおいて特に人気の高い曲の一つで[3]、1971年3月のライヴ音源は『フィルモア・イースト・ライヴ』(1971年)に収録され、1971年6月27日に行われたフィルモア・イーストのクロージング・コンサートにおけるライヴ音源は『イート・ア・ピーチ』(1972年)の2006年デラックス・エディション盤に収録された。また、この曲はデュアン・オールマン没後のライヴでも演奏され、DVD『ライヴ・アット・ザ・ビーコン・シアター』(2003年)、ライヴ・アルバム『One Way Out』(2004年)等に収録された。 リリース当時は大きな成功を収められず、Billboard 200では1970年に188位を記録するにとどまったが[1]、音楽評論家のBruce Ederはオールミュージックにおいて「大胆でパワフルでハード・エッジでソウルフルな、生粋の南部の雰囲気を持つエレクトリック・ブルースを試みており、アメリカのブルース・バンドによって届けられた史上最高のデビュー・アルバムかもしれない」と評している[4]。 グレッグ・オールマンは2012年に、本作収録曲「ノット・マイ・クロス」を元にしたタイトルの自伝『My Cross to Bear』をアラン・ライトとの共著で出版している[5]。 収録曲特記なき楽曲はグレッグ・オールマン作。1.はインストゥルメンタル。
カヴァー
参加ミュージシャン
脚注
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