グレイグ・レイドロー (英: Greig David Laidlaw; 1985年10月12日 - )は、JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 浦安D-Rocksのヘッドコーチ。スコットランド・ジェドバラ出身で、スコットランド代表cap76を持つラグビーユニオンの元選手。
経歴
出典[1][2]
スコットランド南部のジェドバラ出身。父親がラグビーのコーチをしており、6歳からラグビーを始めた。
主にスクラムハーフとしてプレイするが、フライハーフ(スタンドオフ)としてのプレー経験もあり、本人も「ポジションはどこですか?」と訊ねられたら「9番か10番です」と答えると話している[3]。
2015年ワールドカップでは、ベスト15プレイヤー(SH)に選出された[4]。
2017年から2020年まで仏TOP 14のクレルモンに所属。
2019年12月にラグビースコットランド代表から引退。スコットランド代表76キャップのうち39試合で主将を務め(同国歴代1位)、同代表歴代2位の714得点を記録した[3]。
2020年秋、ジャパンラグビートップリーグの最終年度に向け、NTTコミュニケーションズ シャイニングアークスに加入。2021年2月20日に第1節Honda HEAT戦に先発出場で日本での公式戦初出場を果たし[5]、2021シーズンは6試合に出場し、SHとプレースキックを担当、58得点を挙げた[1][6]。
2022-23シーズンからのNTTグループ内のチーム再編では、ジャパンラグビーリーグワン浦安D-Rocksに所属[7]。2022-23シーズンでは、10試合中8試合に出場(うち2試合先発)して、浦安D-Rocksのリーグ全勝優勝に貢献した[7]。
2023年4月26日に自身のインスタグラムで引退を発表[7][8]。同年5月7日の浦安D-RocksのDIVISION1昇格をかけた入替戦を最後に現役を退いた[9]。
2023-24シーズンからは浦安D-Rocksのアシスタントコーチを務め[10]、2024-25シーズンからはヘッドコーチに就任した[11]。
親族
2013年にレイチェル・ランシマンと結婚し、2023年現在3人の子供がいる。3人目の子供は日本で誕生し、浦安D-Rocksのチームメイトである飯沼蓮選手の名前からレンのミドルネームがつけられている。
親族の中にはラグビーを経験している者も多く、父デビッドはスクラムハーフのポジションでプレイをした経験があり、従兄弟のクリス・クラーク・スコットは7人制ラグビーのニュージーランド代表「オールブラックス・セブンズ」のヘッドコーチである。また、叔父のロイ・レイドロー (Roy Laidlaw) は1980年代に活躍した、スクラムハーフのポジションでキャプテンを務め、代表47キャップに数えられる選手で、1987年W杯に出場し、ライオンズの遠征にも4回選出されるなどの功績を残した[1]。
出典
外部リンク