ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(Caleb Landry Jones, 1989年12月7日[1] - )は、アメリカ合衆国テキサス州ガーランド出身の俳優・ミュージシャンである。
身長180cm。体重65kg。出生名はケイレブ・ジョーンズ(Caleb Jones)。喫煙者。名前については、「カレブ」「キャレブ」と表記されることがある。
経歴
パトリック・ジョーンズとシンディ・ジョーンズ夫妻の息子として、テキサス州ガーランドで生まれる[2][3]。幼少の頃、家族と共にリチャードソンへ引っ越した[4][5]。
17歳の頃、『ノーカントリー』で映画デビュー。その後、テレビドラマや映画などで脇役を担当し、少しずつキャリアを積む。2010年、アメリカで公開された映画『ラスト・エクソシズム』で悪魔に憑依された少女の兄を演じ、『ニューヨーク・タイムズ』で「見ている者の心を乱す演技をする俳優」と絶賛される。『ラスト・エクソシズム』に出演したことについて「これが僕の人生を変えた」と話しており、同年、俳優としてのキャリアをさらに追求するため、ロサンゼルスへ行くことを決意する。
アメリカの人気コミック『X-メン』を実写化した2011年公開の映画『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』でショーン・キャシディ(バンシー)役に大抜擢され、業界内外から注目を浴びるようになった[6]。
2011年11月、映画監督デヴィッド・クローネンバーグの息子であるブランドン・クローネンバーグが初監督した長編映画『アンチヴァイラル』で初主演を務めることが発表された。この映画は2012年にカンヌ国際映画祭とトロント国際映画祭に出品され、ジョーンズは共演した女優のサラ・ガドン、監督のブランドン・クローネンバーグと共に出席した。同作は北米で2012年10月12日に公開され、日本では2013年5月25日に公開された。
2012年1月、全米で初登場1位を記録した映画『ハード・ラッシュ』ではマーク・ウォールバーグ演じる主人公の義弟役として出演し、ケイト・ベッキンセイルやベン・フォスターらと共演した。ジョン・ブアマンが監督した2014年予定の映画『クィーン アンド カントリー』でも主要人物の一人を演じ、カラム・ターナーやヴァネッサ・カービーらと共演している。
2017年に出演した『ゲット・アウト』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『スリー・ビルボード』の3作はいずれも第90回アカデミー賞にノミネートされ、このうち『ゲット・アウト』と『スリー・ビルボード』は作品賞にもノミネートされた。
2021年には主演作のオーストラリア映画『ニトラム/NITRAM』で高い評価を受けた[7]。
音楽活動
俳優業だけでなくミュージシャンとしても活動している。10代の頃、友人のロバート・ハドソンと共にサイケデリック・ロックバンド「ロバート・ジョーンズ(Robert Jones)」を結成し、ボーカルとドラムを担当していた。2009年には『Men and Their Horses』というタイトルのファーストアルバムをデジタル・ダウンロードとしてリリースした。ジョーンズの俳優としてのキャリアが軌道に乗り始めてからは、バンド活動は休止している。
バンド活動以外のソロでの楽曲も多数所有しており、ドラムだけでなく、ギター、ハーモニカ、ピアノの演奏もこなす。動画サイトYouTubeにも、弾き語りをする動画などがアップロードされており、卓越した歌唱パフォーマンスを視聴することができる。
主な出演作品
映画
テレビシリーズ
参考文献
外部リンク