サリー郡 (バージニア州)
サリー郡(サリーぐん、英: Surry County)は、アメリカ合衆国バージニア州の南東部、ハンプトン・ローズ地域に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は7,058人であり、2000年の6,829人から3.4%増加した[1]。郡庁所在地はサリー町(人口244人[2])であり、郡内にあるのは人口200人から300人の小さな町ばかりである。 歴史1652年、サリー郡はジェームズシティ郡(1634年設立)のジェームズ川から南の部分に設立された。郡名は、イングランドのサリー州から採られた。当初の郡内にはローンズ・クリークやイングランド国教会のサウスウォーク・パリッシュが含まれていた。1665年、アーサー・アレンがジャコバン様式レンガ造りの家屋を建設した。1676年、ウィリアム・バークレー総督に反抗して起きたベイコンの反乱のとき、この家が砦あるいは「城」として占領された。ベイコン自身はこの城に住まず、ジェームズ川北岸、約30マイル (48 km) 上流のヘンライコ郡にあったカールズネック・プランテーションに住んだ。アレンの家は今日ベイコンの城と呼ばれる目印になっている。 郡内最初の町コブハムは1691年に、グレイズ・クリークがジェームズ川に注ぐ場所に設立された。1754年、西隣のサセックス郡がサリー郡南西部から設立された。 その100年後、アメリカ独立戦争でイギリスからの独立を果たした13植民地の1つ、新生バージニア州の一部となった。南北戦争のとき(1861年-1865年)、南軍にサリー軽装砲兵隊とサリー騎兵隊と呼ばれる部隊が出征した。 サリー郡は農業、バージニア・ハムの養生、木材特にバージニアマツの切り出しで知られている。350年間以上にわたってその文化遺産と田園的な性格を維持してきた。植民地時代のジェームズタウン、ウィリアムズバーグ、ヨークタウンという観光地が国立公園局のコロニアル・パークウェイで結ばれ、ジェームズタウン・フェリーと歴史的三角地帯に至便な位置にある。郡内には小さな町が幾つかあり、ジェームズ川プランテーションや州立公園がある。 サリー郡はバージニア州道31号線と同40号線で二分され、また幹線道路であり歴史的な道である州道10号線はジェームズ川の南岸に沿って走り、西のプリンスジョージ郡と南東のアイルオブワイト郡を結んでいる。 地理アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は310平方マイル (804 km2)であり、このうち陸地279平方マイル (723 km2)、水域は31平方マイル (81 km2)で水域率は10.06%である[3]。 主要高規格道路
隣接する郡
人口動態
見どころ
町未編入の町
脚注
外部リンク |