株式会社ジェイコム札幌(ジェイコムさっぽろ)は、北海道札幌市豊平区に本社を置き、ケーブルテレビ(同時再放送、自主放送)と電気通信事業(インターネット接続、IP電話)を主たる業務とし、有線一般放送(ケーブルテレビ局)を運営する一般放送事業者および電気通信事業者である。
JCOM(J:COM)の連結子会社であり、会社および局呼称は「J:COM 札幌」である。
蔦井グループ傘下の東日本フェリーが情報化社会に対応した多角化戦略としてケーブルテレビ局の経営を検討しグループ9社の出資で設立され[3]、1988年に「札幌ケーブルテレビジョン」として開局[4]。当初は蔦井グループ各社が入居する札幌市中央区の蔦井ビルに本社を置いた[2]。
しかし初期投資に伴う借入金の金利負担により1996年3月期決算で累積赤字63.7億円を計上するなど経営は好転せずタイタス・コミュニケーションズとの資本業務提携を行い、タイタスが30億円・東日本フェリーほか地元大株主3社が4億円で12億円から46億円に増資し111億円の借入金について増資分を全額返済に充て40億円の債務放棄と37億円の長期返済で財務を改善するとし[5]、1997年に「タイタス・スキャット」に改称[6]。2000年にはジュピターテレコムの傘下に入り現社名となり[7]、本社を札幌市豊平区に移す[8]。
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