ジュディット・シュムラ(Judith Chemla、1985年7月5日 - )は、フランス出身の女優[1]。
300年以上の伝統を誇る、同国の国立劇団「コメディ・フランセーズ」の主要メンバーとして活躍。併行して映画・テレビでも活動している。
経歴
ヴァイオリニストだった父親の影響で、幼少期の頃よりヴァイオリンを学ぶ。音楽の道を目指していたが、高校時代に観たエマニュエル・ドゥマルシー=モタ(Emmanuel Demarcy-Mota)演出の演劇に感銘を受け、女優を志すようになる。
その後、フランス国立高等演劇学校に入学。そこで教授を務めていた、仏国立劇場「コメディ・フランセーズ」の支配人である女優・演出家のミュリエル・メイエット(Muriel Mayette-Holtz)に見出され、卒業後の2007年末から同劇団に参加した[2]。
同年、『ヘルフォン』で映画デビュー。翌2008年、コメディ・フランセーズ『人間嫌い』で舞台デビューし、映画『ベルサイユの子』などに出演するなど女優活動を開始する[3]。
2012年、映画『カミーユ、恋はふたたび』に出演[4]。同作でリュミエール賞 有望若手女優賞を獲得し、第38回セザール賞 助演女優賞にノミネート[5]。
2016年の主演映画『女の一生』で、翌年の第42回セザール賞 主演女優賞にノミネート[6]。
舞台
- 人間嫌い(2008年)
- 舞台は夢(2008年)
- Douce vengeance et autres sketches(2008年)
- フィガロの離婚(2009年)
- 奇術師シックシック(2009年)
- Tue-Tête(2010年)
- スウィート ヒアアフター(2010年、2011年)
- Le Babil des classes dangereuses(2011年)
- L’Entêtement(2011年、2012年)
- ディドとエネアス(2013年)
- マリアへのお告げ(2014年)
- Traviata, vous méritez un avenir meilleur(2016年)
- アンティゴネー(2017年)
フィルモグラフィー
長編映画
- ヘルフォン(2007年)
- レッツ・ダンス(2007年)
- 美術館での一日(2008年)
- ベルサイユの子(2008年)
- モンパンシエの王女(2010年)
- De vrais mensonges(2010年)
- ノーマンズランドの住人たち(2010年)
- カミーユ、恋はふたたび(2012年)
- In the Name of My Daughter(2014年)
- アトリット(2014年)
- This Summer Feeling(2015年)
- 女の一生(2016年)
- セラヴィ!(2017年)
- The Elephant and the Butterfly(2017年)
短編映画
- 赤ずきん(2008年)
- ラ・フネソレ(2009年)
- Sur la tête de Bertha Boxcar(2010年)
- 偽名(2010年)
- Fuir(2012年)
- マーガレットと素敵な何か(2016年)
- Maman(2016年)
- Guillaume à la dérive(2016年)
テレビドラマ
- スイート・ノワール(2009年)
- Miroir mon amour(2012年)
- スパイラル(2012年)
- 15 jours ailleurs(2013年)
- Le Boeuf clandestin(2013年)
- Tout est permis(2014年)
脚注
外部リンク