スティーブン・ジョセフ・キャネル(Stephen Joseph Cannell, 1941年2月5日 - 2010年9月30日)は、アメリカ合衆国のテレビプロデューサー、脚本家、小説家。エミー賞受賞。
経歴
1964年にオレゴン大学を卒業し、1968年に、「スパイのライセンス」の脚本で認められ、ユニバーサルスタジオのテレビ番組制作部門に参加。「特捜隊アダム12」の第3~第4シーズン(1971年~1972年)で脚本を手がけた後、フリーランスとなり、「鬼警部アイアンサイド」や「刑事コロンボ」などに脚本を提供。以後、脚本家、プロデューサとして、犯罪ものを中心に約40作品、1500話以上の製作に携わり、450本以上の脚本を自身で執筆している。時には、自作の「反逆のヒーローレネゲイド」(RENEGADE)やスティーブン・セガール主演の「奪還 DAKKAN -アルカトラズ-」(監督は「ハット・スクワッド」のドン・マイケル・ポール)に俳優として出演していた。
1979年、スティーブン・J・キャネル・プロダクションを設立。1987年、キャネル・スタジオとしてすべての創作活動を統合管理し、その作品はこれまでにのべ1000時間にも及ぶ。
1996年以後、小説家としても活動していた。ロサンゼルス市警察南西分署強盗殺人課のシェーン・スカリー部長刑事を主人公としたシリーズものをはじめ、10数作品を発表。「マフィアをはめろ!」(1998年)の映画化が計画されていた。
2010年9月30日、メラノーマにより死去[1]。69歳没。
主な作品
テレビドラマ
映画
小説
- シェーン・スカリーシリーズ
- 『追われる警官』The Tin Collectors (2001)
- The Viking Funeral (2002)
- Hollywood Tough (2003)
- Vertical Coffin (2004)
- Cold Hit (2004)
- White Sister (2006)
- Three Shirt Deal (2008)
- On the Grind (2009)
- The Pallbearers (2010)
- The Prostitutes' Ball (2010)
- Vigilante (2011)
- その他の作品
- 『陰謀』 The Plan (1996)
- 『殺人チャットルーム』 Final Victim (1997)
- 『マフィアをはめろ!』 King Con (1998)
- 『九龍城(ガウロン)の闇』Riding The Snake (1999)
- The Devil's Workshop (2000)
- Runaway Heart (2003)
- At First Sight (2008)
脚註
外部リンク