デューン(仏: Dune)は、パルファン・クリスチャン・ディオール(en:Parfums Christian Dior)から1991年に発売された女性用の香水である[1]。
調香師のジャン・ルイ・シュザック(Jean-Louis Sieuzac)とモーリス・ロジェ(Maurice Roger)によって作られた[2]。別の調香師が香水の知的財産権を主張したため論争が起こり、フランスの破毀院で裁判にかけられた[2]。
デューンは砂丘を意味し[3]、クリスチャン・ディオールの生誕の地である「海と陸が出会う場所」グランヴィルをオマージュしているという[4]。
オークモス、アンバー、ホワイトリリー、ひなげしなどが用いられた香調は新しく、オセアニックフローラルというノート名(en:Note_(perfumery))が付けられ、その後にブームとなるオゾンノート、マリンノートといった自然派フレグランスのルーツともいえるという[3]。
日本ではデューンは1992年に発売され、国内では初とされるセントストリップ(香りつき広告)を展開した[3]。
1997年にはディオールから男性向けのフランカー(en:Flanker (perfume))としてデューンプールオム(Dune Pour Homme)が発売された[5]。調香はジャン・ピエール・ベチュアール(Jean-Pierre Bethouart)による[6][注釈 1]。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク