ニコラ・ボゴイェビッチ(Nikola Bogojevic、1991年12月21日 - )は、アメリカ合衆国の元レスリング・フリースタイル選手、プロレスラー。ミネソタ州ダルース出身[1][2]。WWEにオーティス(Otis)のリングネームで所属。
来歴
レスリング
学生時代よりレスリングで活動。ウィスコンシン州スペリオルに所在するスペリオル高校在籍時よりフリースタイルとグレコローマンスタイルの120kgと130kgを主戦場とする
2007年、FILAカデット・グレコローマンスタイルナショナル選手権で優勝[3]。
2009年、USAレスリングジュニア・グレコローマンスタイルナショナル選手権で優勝[3]
2010年、ウィスコンシン州の年間王者に輝き[3]、アメリカのレスリング専門メディアであるWrestling USA Magazineから2010年度のベストハイスクールレスラー部門で13位に選出される[3]。
また、歴代最多の135勝。2010年には48勝無敗という記録を樹立した[3]。
スペリオル高校卒業後、ミネソタ州ミネアポリスに所在するオーグスバーグ大学に入学[3]。レスリングではコロラド州プエブロに所在するコロラド州立大学プエブロ校に編入し[4]、コロラドスプリングスに所在するオリンピックアスリートの養成機関であるUSオリンピック・トレーニングセンターに出向き、憧れであったルーロン・ガードナーの下でトレーニングを開始[5][6]。
2011年7月1日、ブラジル・サンパウロにて行われたパンアメリカン選手権でフリースタイル120kg級に出場。優勝[7][8]。続く同月2日、グレコローマンスタイル120kg級に出場。優勝を果たし二冠を飾った[7][9]。
2014年7月15日、メキシコ・メキシコシティにて行われたパンアメリカン選手権でフリースタイル130kg級に出場。3位に入賞[10]。
プロレス
2015年、新たな道としてプロレスラーになる事を選びコロラド州を拠点とするNRW(New Revolution Wrestling)のトレーニングセンターであるMPWA(Mercury Pro Wrestling Academy)にてトレーニングを開始。同年にドーザー・ボゴイェビッチ(Dozer Bogojevic)のリングネームでプロレスラーデビューを果たす[11]。
2016年3月、NRWチャージ王座を獲得[12]。
WWE
NXT
2016年4月、アメリカのメジャープロレス団体であるWWEとディベロップメント契約を交わし入団[13]。トレーニング施設であるWWEパフォーマンスセンターにてプロレスの基礎を学ぶ。
7月8日、傘下団体であるNXTのNXT Liveにてニコ・ボゴイェビッチ(Niko Bogojevic)のリングネームでデビュー。アドリアン・ジャウジと組んでオーサーズ・オブ・ペイン(サニー・ディンサ & ギジム・セルマーニ)と対戦するが敗戦した[14]。同月16日、NXT Liveにてスティーブ・カトラーと対戦。NXTでの初勝利を飾った[15]。同月22日、タッカー・ナイトとタッグを組んでTM61(シェイン・ソーン & ニック・ミラー)と対戦するが敗戦[16]。この試合をきっかけにナイトとタッグを結成して活動を開始。10月にはヘビー・マシーナリー(Heavy Machinery)なるタッグネームを冠してリングネームもオーティス・ドーゾビッチ(Otis Dozovic)へと変更。同月19日、NXTのダスティ・ローデス・タッグトーナメント・クラシックにてナイトと組んで出場。オースチン・エリーズ & ロデリック・ストロング)と対戦。序盤よりパワーを生かした戦法で合体技も多く披露し、終盤には合体式ブレーンバスターを仕掛けられようとしたところを切り返して投げるなど見せたが最後はナイトがエリーズのローリング・エルボーからストロングのデス・バイ・ロデリックを決められ敗戦した[17]。
WWE
2019年1月14日、RAWでアレクサ・ブリスとポール・ヘイマンによるセグメント中に登場。ヘイマンとブリスに語りかけているとパートナーのタッカー・ナイトに止められバックステージに消えた[18][19]。同月21日、ヘビー・マシーナリーとしてジ・アセンションを相手にデビュー戦を行い勝利[20]。
得意技
- ワールド・ストロンゲスト・スラム
- アバランシュ・プレス
- 相手のボディスラムの体勢で横向きに抱え上げ、そのまま体重を浴びせて前方へ叩きつけるアバランシュ・プレス。
- ドーザーボム
- リバース・スプラッシュ
- キャタピラー・エルボードロップ
- 変型エルボードロップ。スコッティ・2・ホッティの得意技であるワームのようにユニークな動きを見せてからエルボードロップを決める。
- ボディ・スラム
- ショルダータックル
獲得タイトル
- WWE
- W / チャド・ゲイブル
- NRW
レスリングの表彰
フリースタイル
- 120kg級
- 130kg級
グレコローマンスタイル
- 120kg級
脚注
- ^ “Niko Bogojevic”. profightdb.com. 2016年9月3日閲覧。
- ^ “Nikola Bogojevic”. teamusa.org. 2016年9月3日閲覧。
- ^ a b c d e f “Niko Bogojevic - 2010-11 Wrestling”. athletics.augsburg.edu. 2016年9月3日閲覧。
- ^ “Niko Bogojevic”. gothunderwolves.com. 2016年9月3日閲覧。
- ^ “Former Superior wrestler aims for London Olympic Games”. DuluthNewsTribune.com. 2012年1月18日閲覧。
- ^ “Energy, Charm and Ample Ambition”. NYTimes.com. 2012年1月28日閲覧。
- ^ a b “Bogojevic sweeps gold medals in Brazil”. athletics.augsburg.edu. 2011年7月5日閲覧。
- ^ “2011 Pan American Championship”. foeldeak.com. 2016年8月31日閲覧。
- ^ “2011 Pan American Championship”. foeldeak.com. 2016年8月31日閲覧。
- ^ “FLASH: Bisek, Anderson win golds and USA wins Pan American Greco-Roman title in Mexico City”. TeamUSA.org. 2014年7月15日閲覧。
- ^ “NRW Alumni”. nrwprowrestling.com. 2016年9月4日閲覧。
- ^ “NRW Champions”. nrwprowrestling.com. 2016年9月4日閲覧。
- ^ “WWE Announces 10 New Developmental Signings ? Storm, Nicholls and Haste Included”. 411mania.com. 2016年4月12日閲覧。
- ^ “7/8 WWE NXT in Venice, Fla. Results ? PARKS’S In-Person Report on Nakamura, Joe & Aries vs. Itami & Cien main event, Bayley, TM61, more”. PWTorch.com. 2016年7月8日閲覧。
- ^ “7/16 WWE NXT in Largo, Fla. Results – Mojo in main event, Team Carmella vs. Team Enough Enough, Patrick “Trump” Clark, TM61”. PWTorch.com. 2016年7月16日閲覧。
- ^ “WWE NXT Live Event Results From Ocala (7/22): WWE Legend Appears, Asuka, HoHo Lun, Shinsuke Nakamura”. WrestlingInc.com. 2016年7月23日閲覧。
- ^ “WWE NXT Results – 10/19/16 (Roderick Strong debuts as Austin Aries’ tag partner in the Dusty Classic)”. Wrestlingview.com. 2016年10月19日閲覧。
- ^ “WWE Raw: Live Updates, Results and Reaction for January 14”. Bleacher Report. 2018年1月15日閲覧。
- ^ “Otis Dozovic acts super weird in Heavy Machinery’s Raw debut”. Cageside Seats. 2018年1月15日閲覧。
- ^ “WWE Raw Results: News And Notes After Brock Lesnar Attacks Finn Balor”. Forbes. 2018年1月22日閲覧。
外部リンク