ハース・VF-17
ハース・VF-17 (Haas VF-17) は、ハースF1チームが2017年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。 概要2017年2月25日にシェイクダウンを行い、翌26日に正式発表された[1]。 前年に引き続き、フェラーリからパワーユニットおよび関連パーツが供給され、ダラーラがシャシーを制作した[2]。 ベースカラーが前年のホワイトからグラファイトグレーに変わり、フェラーリなど多くのマシンと同様にノーズ先端には突起が付き、エンジンカバーにはシャークフィンが装着された[2]。サイドポッドを取り囲むようなパネルが特徴となっている[3]。 モナコGPからカラーリングが変更され、フロント部分やリアウイング、サイドの "HAAS" の文字がレッドからホワイトに変わり、残りは濃いグレーで覆われる。その他のレッドだった部分も光沢のあるグレーに変更された[4]。 2017年シーズンドライバーはロマン・グロージャンが残留、ルノーからケビン・マグヌッセンが移籍。 前年のVF-16で問題が多発したブレンボのブレーキはVF-17でも解決できず、プレシーズンテストでカーボン・インダストリーのブレーキマテリアルと平行使用し[5][6]、バーレーンGP後のインシーズンテスト、ロシアGP、イギリスGP、ハンガリーGPのフリー走行でもカーボン・インダストリー製ブレーキをテストした[7][8][9][10][11]。なお、グロージャンは前年からブレンボのブレーキ問題に悩まされる一方、新加入のマグヌッセンはブレンボのブレーキにうまく対処できているとチーム代表のギュンター・シュタイナーは認めている[11]。 カラーリングを変更した第6戦モナコGPでチーム初のダブル入賞を果たした。第9戦オーストリアGPで前年のポイントに並び、第12戦ベルギーGPで上回った。第16戦日本GPで2度目のダブル入賞を果たし、トロ・ロッソやルノーとランキング6位を争える位置にいたが、これ以後は低調な成績に終わり、ランキングは前年と同じ8位となった。 スペックシャシー
パワーユニット→詳細は「フェラーリ・SF70H § スペック」を参照
記録
脚注
Information related to ハース・VF-17 |