|
この項目では、地名について説明しています。色については「マゼンタ」をご覧ください。 |
マジェンタ(イタリア語: Magenta)は、イタリア共和国ロンバルディア州ミラノ県にある、人口約2万4000人の基礎自治体(コムーネ)。
ミラノから西へ約25km、ティチーノ川左岸(東岸)に位置する。第二次イタリア独立戦争中の1859年には、当地でマジェンタの戦いが行われた。「マゼンタ」という染料とその色の名は、この地名に由来する。
地理
位置・広がり
ミラノ県西部のコムーネ。ミラノから西へ23km、ヴァレーゼから南へ40km、ノヴァーラから東へ21kmの距離にある[4]。ミラノの衛星都市[5]。
隣接コムーネ
隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のNOはノヴァーラ県 所属を示す。
地形・地勢
地震分類
イタリアの地震リスク階級 (it) では、4 に分類される
[6]。
歴史
古代の「Galli Insubri」(ロンバルディア・ガリア)の中心。街の起源はローマ時代にあると考えられている。4世紀初頭、ローマ皇帝マクセンティウスがこの地に司令部を置いた[5]。マジェンタの地名は「マクセンティウスの野営」を意味するCastra Maxentiaから来ている。
マジェンタの戦い
マジェンタは、第二次イタリア独立戦争中の1859年6月4日に行われた戦闘(マジェンタの戦い)で特に有名である。
ピエモンテとフランスの連合軍、対するはオーストリア=ハンガリー軍で、戦闘はフランス・ピエモンテが勝利し、ロンバルディア征服の道筋となった。
この戦いから間もなく、フランスの化学者によって発明された赤色アニリン染料は、戦勝を記念して「マジェンタ(マゼンタ)」と呼ばれるようになった[7]
産業
アルコール工業[5]、絹織物業[5]、家具製造業[5]が立地する。
姉妹都市
人物
おもな出身者
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
マジェンタに関連するカテゴリがあります。