最も顕著な機械の面での改良点は、主電動機であった。それらはバイポーラモーター(英語版)として知られている界磁極を2つだけ持つ電動機12台が、機関車の車軸側の台枠に直接取り付けられた。モーターの電機子を車軸に直接取り付けた設計であった。この設計により、ギアの歯車のうなり音だけでなく、高性能のRPM電動モータの音を取り除いたほぼ完全にノイズを抑えた。電気機関車でのバイポーラモーターの採用例はEP-2型以前にもあり、Asa F. Batchelderによって設計された同型のモーターは、数十年前にニューヨーク・セントラル鉄道のS-モーターに使用された。しかし、EP-2型は、同型のモーターを使用した車両のなかで最も大型の車両であった。
バイポーラのレイアウトも異例だった。機関車の車体は、3つのセクションから成っていた。小さな中央部のセクションには客車暖房供給用のSGが、大きな両端のセクションには、電気機器と独特の半円状のフードを持った運転室が備わっていた。機関車の車輪は4基の台車に分割され、機関車本体の端部が取り付けられる2つの中央のセクションは、ジョイントで繋がっている。動輪が12組あり、それに従輪を前後各1組加えた、1B + D + D + B1の軸配置となっていた。
5両のバイポーラ(10250 - 10254)は1919年に湾岸線で定期運行を開始した。タコマからオテロ(英語版)まで無停車で走行でき、蒸気機関車では重連運転が必要な勾配でも単機で運用可能であるなど、従来使用された蒸気機関車より目を見張るほどにコストが削減でき、空調も完備されているなど、蒸気機関車による煤煙から開放された快適な旅行は大々的に広告に利用され、EP-2は「線路の女王」(Queen of the Rails)と称された。
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