『メイフラワー』は宝塚歌劇団によって制作されたミュージカル作品。形式名は「ミュージカル・ドラマ」。1983年の本公演は16場、1990年の本公演は14場。作・演出は小原弘稔。1983年の本公演における併演作品は『紅葉愁情』、1984年は『朱に恋うる調べ<紅葉愁情・改題>』、1990年の本公演は『宝塚レビュー'90』。1983年は高汐巴の宝塚大劇場トップお披露目公演であった。
公演期間と公演場所
- 1983年9月30日 - 11月8日(第一回新人公演:10月14日、第二回新人公演:10月28日) 宝塚大劇場(花組公演)
- (1983年・花組東京宝塚劇場公演はない)
- 1984年4月14日 - 4月30日 地方公演(4月14日・恵那、15日・瀬戸、17日・仙台、18日・黒磯、19日・伊勢崎、21日・奈良、22日・和歌山、24日・新潟、25日・金沢、27日・丸亀、28日・岡山、29日・下関、30日・徳山)(花組公演)
- 1984年5月2日 - 5月6日 福岡市民会館(花組公演)
- 1984年10月13日 - 11月1日 地方公演(10月13日・伊勢、14日・安城、16日・舞鶴、18日・藤沢、19日・習志野、20日・調布、21日・武蔵村山、23日・徳島、25日・久留米、27日・人吉、28日・鹿児島、30日・広島、11月1日・熊本)(花組公演)
- 1990年5月11日 - 6月26日(新人公演:5月29日) 宝塚大劇場(星組公演)
- 1990年8月2日 - 8月27日(新人公演:8月14日) 東京宝塚劇場(星組公演)
ストーリー
※1983年の初演を参考にした。
1620年、イギリスから移住民を乗せてアメリカ大陸に向けて出港した「メイフラワー号」を舞台に、乗客や船員たちのエピソードや人間模様を明るく描いたミュージカル作品。密航を企てた賭博師のジャックが、メイフラワー号の女性専用の船室で発見される。罰として鞭打ちの刑になるところを救ったのが、ピューリタンのあばずれ娘のマリーだった。そんな彼女に一等航海士のロバートは好意を抱くようになる。
スタッフ(本公演)
1983年 宝塚
※宝塚歌劇100年史の人物編を参考。
1990年 宝塚・東京
※氏名の後ろに「宝塚」「東京」の文字がなければ両劇場共通。
- 作曲・編曲:吉崎憲治・高橋城
- 編曲:橋本和明
- 音楽指揮:橋本和明(宝塚)、北沢達雄(東京)
- 振付:羽山紀代美・山田卓
- 装置:石濱日出雄・関谷敏昭
- 衣装:任田幾英
- 照明:今井直次
- 小道具:榎本満春・上田特市
- 効果:切江勝
- 音響監督:松永浩志
- 演出補:村上信夫
- 演出助手:石田昌也
- 舞台進行:恵見和弘
- 制作:小林公一
- 製作担当:柏原正一(東京)
主な配役
1983年 宝塚
本公演
第一回新人公演
第二回新人公演
1984年 4月地方・福岡
1984年 10-11月地方
- ジャック - 高汐巴
- マリー - 若葉ひろみ
- ロバート - 朝香じゅん
- イザベラ - 麻泉沙里
- アラン - 幸和希
- ジュリー - ひびき美都
- ヒギンズ - 但馬久美
- フレッチャー - 宝純子
1990年 宝塚・東京
本公演
※氏名の後ろに「宝塚」「東京」の文字がなければ両劇場共通。
新人公演
氏名の後ろに「宝塚」「東京」の文字がなければ両劇場共通。
脚注
参考文献