ローレンス郡(英: Lawrence County)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州の西部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は91,108人であり、2000年の94,643人から3.7%減少した[1]。郡庁所在地はニューキャッスル市(人口23,273人[2])であり、同郡で人口最大の都市でもある。
ローレンス郡は2003年にピッツバーグ大都市圏に編入された。郡単独でもニューキャッスル小都市圏を構成している。1849年3月20日に、ビーバー郡とマーサー郡の一部を合わせて設立された。郡名は米英戦争のエリー湖の湖上戦でオリバー・ハザード・ペリー提督が最初に乗っていた旗艦USSローレンスに因んで名付けられた。
地理
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は363平方マイル (940.2 km2)であり、このうち陸地360平方マイル (932.4 km2)、水域は2平方マイル (5.2 km2)で水域率は0.63%である[3]。主な河川としてはシェナンゴ川、ネシャノック・クリーク、マホニング川があり、これらがビーバー川に合流する。またスリッパリーロック・クリークとコノケネッシング・クリークもビーバー川に注いでいる。
交通
空港
公共交通機関
主要高規格道路
- 州間高速道路76号線
- 州間高速道路79号線
- 州間高速道路376号線
- ペンシルベニア州道18号線
- ペンシルベニア州道65号線
- ペンシルベニア州道388号線
- ペンシルベニア州道551号線
- アメリカ国道19号線
- アメリカ国道224号線
- アメリカ国道422号線
隣接する郡
郡政府と政治
2008年11月時点でローレンス郡には62,505人の登録有権者がいた[4]。
- 民主党: 34,728 (55.56%)
- 共和党: 22,509 (36.01%)
- その他の政党: 5,268 (8.43%)
ローレンス郡はアメリカ合衆国下院議員ペンシルベニア州第12選挙区に属し、2013年時点では共和党議員を選出している。ペンシルベニア州議会上院では第47および第50選挙区に属しており、下院では第9、第10および第17選挙区に属している。2013年時点では上院の2人と下院の1人が共和党員、残り下院の2人が民主党員である。
人口動態
人口推移
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年 |
人口 |
|
%±
|
1850 | 21,079 | | — |
1860 | 22,999 | | 9.1% |
1870 | 27,298 | | 18.7% |
1880 | 33,312 | | 22.0% |
1890 | 37,517 | | 12.6% |
1900 | 57,042 | | 52.0% |
1910 | 70,032 | | 22.8% |
1920 | 85,545 | | 22.2% |
1930 | 97,258 | | 13.7% |
1940 | 96,877 | | −0.4% |
1950 | 105,120 | | 8.5% |
1960 | 112,965 | | 7.5% |
1970 | 107,374 | | −4.9% |
1980 | 107,150 | | −0.2% |
1990 | 96,246 | | −10.2% |
2000 | 94,639 | | −1.7% |
2010 | 91,108 | | −3.7% |
[5][6] |
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。
基礎データ
- 人口: 94,643人
- 世帯数: 37,091 世帯
- 家族数: 25,889 家族
- 人口密度: 101人/km2(263人/mi2)
- 住居数: 39,635軒
- 住居密度: 42軒/km2(110軒/mi2)
人種別人口構成
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先祖による構成
- イタリア系:26.1%
- ドイツ系:21.7%
- アイルランド系:9.3%
- イギリス系:6.8%
- ポーランド系:6.8%
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年齢別人口構成
- 18歳未満: 23.1%
- 18-24歳: 8.3%
- 25-44歳: 25.7%
- 45-64歳: 23.6%
- 65歳以上: 19.3%
- 年齢の中央値: 40歳
- 性比(女性100人あたり男性の人口)
世帯と家族(対世帯数)
- 18歳未満の子供がいる: 28.8%
- 結婚・同居している夫婦: 54.5%
- 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 11.5%
- 非家族世帯: 30.2%
- 単身世帯: 25.8%
- 65歳以上の老人1人暮らし: 14.4%
- 平均構成人数
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都市と町
ペンシルベニア州法の下では4種類の自治体がある。市、ボロ、タウンシップ、町である。
都市
ボロ
- ベッセマー
- エルポート
- エルウッドシティ(一部はビーバー郡内)
- イーノンバレー
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タウンシップ
- ヒッコリー
- リトルビーバー
- マホニング
- ネシャノック
- ノースビーバー
- ペリー
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- プレーングローブ
- プラスキ
- スコット
- シェナンゴ
- スリッパリーロック
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- テイラー
- ユニオン
- ワシントン
- ウェイン
- ウィルミントン
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国勢調査指定地域
国勢調査指定地域はアメリカ合衆国国勢調査局が人口統計データを取るために設定した地域である。州法の下では実際の司法権が及ぶ範囲ではない。村などその他の未編入領域も下記に挙げる。
- チュートン
- フリズルバーグ
- ニューベッドフォード
- ニューキャッスルノースウェスト
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未編入の町
- キャッスルウッド(シェナンゴ・タウンシップ)
- チュートン(ウェイン・タウンシップ)
- イーストブルック(ヒッコリー・タウンシップ)
- エディンバーグ(マホニング・タウンシップ)
- エナジー(スリッパリーロック・タウンシップ)
- フリズルバーグ(プラスキ・タウンシップ)
- ハーランズバーグ(スコット・タウンシップ)
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- ヒルズビル(マホニング・タウンシップ)
- モラビア(テイラー・タウンシップ)
- マウントジャクソン(ノースビーバー・タウンシップ)
- ニューベッドフォード(プラスキ・タウンシップ)
- ウェストピッツバーグ(テイラー・タウンシップ)
- ワーテンバーグ(ウェインとペリー
- マッカルシン(ヒッコリー・タウンシップ)
- アルトマン(シェナンゴ・タウンシップ)
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教育
高等教育機関
- バトラー・コミュニティカレッジ[7]・ローレンスクロッシング・キャンパス
- エリー実業カレッジ[8]
- ウェストミンスター・カレッジ - ニューウィルミントン
公共教育学区
- ブラックホーク教育学区(部分)
- エルウッドシティ地域教育学区(部分)
- ローレル教育学区
- モホーク地域教育学区
- ネシャノック・タウンシップ教育学区
- ニューキャッスル地域教育学区
- シェナンゴ教育学区
- ユニオン地域教育学区
- ウィルミントン地域教育学区(部分)
実業学校
- エリー・ビジネスセンター・サウス - ニューキャッスル
- ローレンス郡職業訓練校 - ニューキャッスル
- ニューキャッスル貿易学校 - ニューキャッスル
私立学校
- アップルグローブ学校 - ニューウィルミントン
- チェリーヒル学校 - ニューウィルミントン
- コットン学校 - ニューウィルミントン
- エルウッドシティこどもセンター Inc.
- フェイス・カントリー・チャペル準備学校と幼稚園 - ニューキャッスル
- ファイエット学校 - ボラント
- ヒルサイド教区学校 - ニューウィルミントン
- ホリー・レディーマー学校 - Ellwood City
- インディアンラン学校 - ニューウィルミントン
- J・R・ウィルソン学校 - ニューウィルミントン
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- リゴ学校 - ニューウィルミントン
- リトルビーバー教区学校 - イーノンバレー
- ラスク学校 - ボラント
- メドウラーク学校 - ニューウィルミントン
- ニューキャッスル・クリスチャン・アカデミー - ニューキャッスル
- ペアレンツ準備学校 - エルウッドシティ
- シェパード学校 - ボラント
- セントビタス・カトリック学校 - ニューキャッスル
- ソーンヒル学校 - ボラント
- ウェストミンスター準備学校 - ニューウィルミントン
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図書館
- エルウッドシティ地域公共図書館
- F・D・キャンベル記念図書館 - ベッセマー
- ローレンス郡フェデレイテッド図書館システム - ニューキャッスル
- ニューキャッスル公共図書館
公園とレクリエーション
公園
- カスケイド公園[9]、ニューキャッスル
- ユーイング公園[10]、エルウッドシティ
- ガストン公園、ニューキャッスル
- マコネルズミル州立公園スリッパリーロック、スリッパリーロック・タウンシップ
- ピアソン公園、ネシャノック・タウンシップ
- ウェストパーク・自然センター[11]、ユニオン・タウンシップ
トレイル
- ノースカントリー・トレイル
- スタビッチ・バイクトレイル[12]
脚注
外部リンク
座標: 北緯40度59分 西経80度20分 / 北緯40.99度 西経80.33度 / 40.99; -80.33