中野 崇(なかの たかし、1980年 - )は、理学療法士、スポーツトレーナー、JARTA代表。大阪府堺市出身。大阪教育大学教育学部障害児教育学科卒。
略歴
中学から大学まで、野球部に所属し、高校までは投手。大阪教育大学では準硬式野球部で外野手として全日本選手権に2度出場。
常に肩・肘のケガに悩み、地元の整骨院をはじめ、様々な治療を試すも完治はしなかった。それがきっかけで理学療法士の道に進む。
大学卒業後、藍野医療福祉専門学校に進学し、理学療法士の資格を得る。その後、医療法人緑風会緑風会病院に入職する。
この頃から、業務以外の時間を利用してスポーツトレーナーの活動を開始。当時は全てボランティアだった。
その後、女子サッカーなでしこリーグINAC神戸の石原孝尚(当時ヘッドコーチ、2014年現在はアメリカ・スカイ・ブルーFCコーチ)と知り合い、当時INAC神戸に所属する田中明日菜、高良亮子のトレーナーを担当するようになる。当時、日本代表にもかかわらず鈍足と言われていた田中明日菜の「足を速くする」という依頼であった。約半年で自他ともに走力の向上を認めた。
その後、埼玉西武ライオンズの岡本篤志・野上亮磨・菊池雄星、INAC神戸海堀あゆみ、ビーチサッカー日本代表の若林邦広、元フットサル日本代表の吉田輝、北京オリンピック水泳銅メダリストの宮下純一など、多数のアスリートのコンディショニングとトレーニングを任せられる。
2016年には、ブラインドサッカー日本代表チームのフィジカルコーチに就任。
ケガからの回復のためのコンディショニングやパフォーマンスアップのためのトレーニングを得意としている。また、「日本人には日本人に適した戦い方がある」として、武道・武術の概念や体軸理論を根底とした身体観やトレーニング理論を提唱している。
イタリアスポーツ界との関係
毎年、JARTA認定トレーナーに対する研修としてイタリアへと渡っている。
主にローマ、ミラノが研修地である。
研修では、サッカーセリエAのインテルミラノユース、SSラツィオユースなどを訪れ、若い選手たちにトレーニング指導をするとともに、イタリア人トレーナーたちと親交を深めている。
現地コーディネーターは、JARTAテクニカルアドバイザーである吉田輝(元フットサル日本代表)。
中野は、吉田輝が主催する日本人留学サポートプロジェクトであるCALCIO FANTASTICOのスタッフも務めている。
主なメディア出演・雑誌掲載・講演会実績
メディア出演
- NHK情報番組「あさイチ」(2014年5月12日放送)
- 大腰筋特集(スゴ技Q)
- KBCラジオ「PAO~N」オリンピック特集のコーナー(2015年10月5日放送)
雑誌掲載
- 健康雑誌「ステラ」(2014年5月28日発売)
- サッカー批評71(2014年11月)
- サッカー批評72(2015年1月)
- サッカー批評73(2015年3月)
- 月刊トレーニングジャーナル12月号(2015年11月)
- 月刊秘伝2月号(2016年1月)
講演会
- 常葉学園橘中学校・高等学校にて「JARTAトレーニング理論」について講演(2014年5月)
- JPTSA(日本理学療法学生協会)にて「理学療法士とスポーツ」(2014年9月)
- 関東ラグビーフットボール協会普及育成委員会のインストラクターに向け
- 「本質的な人間の動きの向上について」(2014年10月)
- 関東ラグビーフットボール協会普及育成委員会主催 指導者講習会
- 「子供達の将来を守るために〜怪我の少ない身体の使い方を考える〜」(2015年2月)
- ROAD TO 2020 東京オリンピック 〜夢に羽ばたけ〜(2015年6月)
- 和歌山県美浜町立ひまわりこども園(幼保一体型の園)
- 「子どもたちの心と身体の伸びしろを伸ばすための考え方と方法」
- 〜トップアスリートの身体と感性から考える〜(2015年7月)
- 第20回近畿ブロック青年部交流学習会(学校教員研修会)
- 「身体の使い方を知り、子どもの伸びしろを伸ばす」(2016年1月)
著書
外部リンク