『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ 』(やねうらのさつじんきフリッツホンカ、Der Goldene Handschuh )は2019年 のドイツ ・フランス の伝記 犯罪映画 。
監督はファティ・アキン 、出演はヨナス・ダスラー (ドイツ語版 ) 、マルガレーテ・ティーゼル (ドイツ語版 ) 、ウーヴェ・ローデ など。
ドイツ ・ハンブルク で1970年代 に実際に起きた連続殺人事件をもとにしたハインツ・シュトロンク (ドイツ語版 ) の小説『Der goldene Handschuh 』を原作とし[ 2] 、5年間で4人の娼婦を殺害した連続殺人犯フリッツ・ホンカ (ドイツ語版 ) の日常を淡々と描いたサスペンス ホラー である[ 3] 。
本作のタイトル(原題)にもなったバー 「Goldenen Handschuh(英:Golden Glove)」の入口
原題の「Der Goldene Handschuh(英訳:The Golden Glove)」はホンカが娼婦を物色していたバー の名前「Zum Goldenen Handschuh (英訳:To The Golden Glove)」から来ており、その店はハンブルクに実在する[ 4] 。なお、この店は入り口に「ホンカの部屋」と書かれた看板をかけているが、実際にはホンカの部屋ではない[ 4] 。
1973年 生まれのファティ・アキン監督はハンブルク出身で、子供の頃にいたずらをすると「気をつけないと、ホンカがやってくるぞ!」と言われていたほど、ホンカは当時のドイツで人々に強烈な印象を残したシリアルキラー だった[ 4] 。
2019年 2月に開催された第69回ベルリン国際映画祭 (ドイツ語版 ) のコンペティション部門に出品されている[ 4] 。
ストーリー
ホンカが住んでいたアパート
キャスト
製作
撮影は2018年 7月2日から8月18日までハンブルク で行われた[ 5] 。
ホンカ役のヨナス・ダスラー
ホンカ役のヨナス・ダスラー(1996年 生)は当時のホンカ(1935年 生)より10歳以上も若く[ 6] 、特殊メイク により、ホンカの曲がった鼻、 特徴的な斜視 、髪の生え際まで再現している[ 4] 。
作品の評価
Rotten Tomatoes によれば、批評家の一致した見解は「過度に残酷な『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』は、連続殺人犯の堕落した精神とむかつくような残虐性に迫る、よく練られているが酷く不快な作品になっている。」であり、35件の評論のうち高評価は54%にあたる19件で、平均点は10点満点中5.6点となっている[ 7] 。
Metacritic によれば、15件の評論のうち、高評価は3件、賛否混在は5件、低評価は7件で、平均点は100点満点中38点となっている[ 8] 。
出典
外部リンク
長編 ドキュメンタリー 短編・オムニバス
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