范冰冰
范冰冰(ファン・ビンビン、はん ひょうひょう、范氷氷、英: Fan Bingbing、1981年9月16日[1] - )は、中国山東省煙台市出身の女優。身長168cm、体重52kg。 人物・経歴山東省煙台市に生まれ、育ちのため、膠東方言を話す事が出来る。テレビのトーク番組で、はにかみながら煙台方言を披露したことがある。実弟は中国のアイドルグループNINE PERCENTの范丞丞(ファン・チャンチャン)。 上海師範大学付属の謝晋影視芸術学院を経て上海戯劇学院を卒業。映画やテレビドラマへの出演などで女優として活動。テレビドラマ『還珠姫〜プリンセスのつくりかた〜』(原題『還珠格格』)への出演をきっかけに一躍有名となった。以後数多くのテレビドラマや映画に出演。松下電器などCM出演も多い。また2005年にはアルバム『剛剛開始(Just Beginning)』を発売し、歌手デビューを果たした。 2006年、日中合作映画『墨攻』に出演。2007年の日本公開時にはプロモーションで来日し、日本でも知名度が上昇した。同年、『心中有鬼』で金馬奨最優秀助演女優賞受賞。 また個人事務所である「氷氷影視伝媒有限公司(范氷氷工作室)」を設立。同時に演劇学校も設立し校長となるが、多忙のため実質的には彼女の両親が運営に当たっている。 2008年には、初製作ドラマ『臙脂雪』が放映され、続く『少女武則天』も放映された。また、ジャッキー・チェンの映画会社であるJCEムービーズなど3社が共同出資したタレント事務所「博納英龍演芸経紀有限公司」との業務提携を発表した。 2009年には、ジャッキー・チェン主演映画『新宿インシデント』の他、『孫文の義士団』『ソフィーの復讐』などに出演。2010年には『運命の子』、2011年には『新少林寺/SHAOLIN』や韓国映画『マイウェイ 12,000キロの真実』、2013年にはハリウッド映画『アイアンマン3』、2014年にもハリウッド映画『X-MEN:フューチャー&パスト』に出演するなど、中国のトップ女優となる。 2016年、映画『わたしは潘金蓮じゃない』で、第64回サンセバスチャン国際映画祭・シルバー・シェル賞(最優秀女優賞)を受賞[2]。 2017年9月、資産総額10億元(約150億円)以上を持つ北京出身の俳優の李晨[3]との婚約を発表した[4]が、下記の脱税事件の後、2019年7月に婚約を解消したことを明らかにした[5]。 活動再開後の2020年には日本のファッション誌「美ST」の表紙を飾り、2022年には米国映画『355』に出演。2023年には映画『緑の夜』に出演した。 脱税事件2018年5月末、中国中央テレビの元アナウンサー・崔永元がSNSで范の二重契約問題と巨額な脱税疑惑を暴露したため、中華人民共和国の税務当局が調査に乗り出した[6][7]。これを受け、同年6月27日に、中国共産党中央宣伝部など5つの中国共産党・政府機関は連名で、映画やテレビに出演する俳優の報酬を制作費の40%に制限するという規定を発表した[8]。これにより、彼女が出演している『エア・ストライク』は中国国内では上映中止となった。 同年9月中旬には脱税疑惑が発覚して以降、范が長期間に渡って消息不明になっていると報じられた[9]。その後、追徴課税や罰金などで合計8億8000万元(約146億円)の支払いを命じられたことが10月3日に報じられ[10]、范は同日に新浪微博を更新して謝罪[11]。10月15日、北京首都国際空港にて約4ヶ月ぶりに公の場に姿を現した[12]。 主な出演作品映画
テレビドラマ
TVCM
脚注
外部リンク
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