『やけくそ天使』(やけくそてんし)は、吾妻ひでおによる日本のギャグ漫画作品。『プレイコミック』(秋田書店)誌上で1975年(昭和50年)1月11日号から1980年(昭和55年)1月10日号まで連載された。
続編として『やけくそ黙示録』がある(『マンガ少年』(朝日ソノラマ)1981年(昭和56年)2月号から5月号まで連載)。
吾妻ひでおの代表作の1つで、全体的にパロディーネタやエロティックな雰囲気など、様々な要素を詰め込んだギャグ漫画でもある。
みなもと太郎はエッセイ『お楽しみはこれもなのじゃ《漫画の名セリフ》』で、本作の名ゼリフとして、吾妻ひでおの「とーとつですが アルジャーノンに はなたばをあげてやってください」というセリフを取り上げ、「「とーとつですが」の前置きで科白の価値を見事に崩壊させている」と評している。当時、みなもとの仲間うちではこの科白が流行したという。[8]
タイトル順、タイトル表記は秋田漫画文庫版に準拠。
『プレイコミック』別冊号(1977年(昭和52年)4月25日号)に「デラックス号協賛特別麻雀編・新宿(ジュク)の雀狼」のタイトルで掲載された、麻雀劇画のパロディー作品。この番外編は単行本化の際に「特別ふろく ゲキガのつもり」と改題され、秋田漫画文庫第4巻、秋田文庫第3巻のそれぞれ巻末に収録された。
『やけくそ黙示録』は以下に収録。
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