アホヌーラ (Ahonoora) とはイギリスで生産された競走馬および種牡馬である。
経歴
アホヌーラはイギリスのワイルド・コート・スタットにて1975年に誕生し、翌年にバーレーンの王族であるシェイク・イーサ・アルハリーファに7,600ギニーで販売された[1]。エプソムのロレッタ・ロッジにて調教師のブライアン・スウィフトに預けられ[2]、1977年のレッドファーンS(ケンプトンパーク)でデビューし、同年のケンネットS(ニューベリー)にて初勝利を飾った[3]。
競走馬時代にはスプリントチャンピオンシップ (G2) とキングジョージステークス (G3) といった短距離の重賞競走を2勝している。G1競走でもキングズスタンドステークスで2着となったことがある。
競走馬引退後は、1980年より種牡馬となり、14歳時の1989年に死亡した。
種牡馬としてはクラリオン系の主力馬としてインディアンリッジやインチナーといった後継種牡馬を残すことに成功している。母の父としてはケープクロス、ニューアプローチ、ルロワデザニモーといった名種牡馬や、牝馬でエクリプス賞年度代表馬となったアゼリなどを出し、さらに大きな成功を収めた。
日本にも競走馬としての産駒が数頭輸入されたが目立った成績を残した馬はいない。しかし産駒のパークエクスプレスが出産したシンコウフォレストは、外国産馬として日本に輸入され、1998年の高松宮記念などを制している。
おもな産駒
- 母の父としての主な産駒
血統表
外部リンク
脚注