アルジェ地下鉄(アラビア語: مترو الجزائر العاصمة)はアルジェリアの首都アルジェ市の地下鉄である。
1928年に、フランス植民地政府が、アルジェでの地下鉄構想を発表している[1]。アルジェリア独立達成後の1970年代より、アルジェリアの首都アルジェの地下鉄が、本格的に構想されることとなる。1982年より、公式に建設計画が立てられた。1980年代の原油価格下落より、財政面の問題があり、計画段階で停滞することとなる。
1988年、アルジェリア政府が、二つの国有企業の建設契約を認可する。工事は始まるものの、中断も余儀なくされ、四つの駅の区間を掘り進むのに15年かかってしまう。アルジェの地盤を掘ることについて、比較的困難というのが一つの理由である。2003年より、本格的工事が行われる。ドイツのシーメンス社やスペインのCAF社の技術協力がなされる。2008年に、営業開始予定が設定されていたが、延期される。
2011年10月31日に、開通式が行われる[2][3]。翌日11月1日より、営業運転が開始される[2]。なお、軌間は1435mmであり、最高速度は時速72kmである[1]。
なお、YouTubeに、アルジェ地下鉄関連の動画が、いくつかアップロードされている[4][5]。
2011年11月1日営業開始時より、1号線が、タフラ=グランデ・ポステ駅とハイ・エル・バドル駅を結ぶ9.2kmで、営業している。10駅がある。 合計3路線が計画されている[1]。営業開始した1号線の延長が、2012年に実現する予定である。2号線の建設がすでに始まっている。2020年には、40kmの地下鉄網が完成される見込みとされている[1]。
駅名は、アルジェ地下鉄公式サイトのフランス語表記に従う[6] 。
駅
ラルビ・ベン・ムヒディ駅 - タフラ=グランデ・ポステ - ケリーファ・ボーッカルファ - 5月1日 - エッサット・アイディア - ハンマ - ジャルダン・デセ - レス・フュージールズ- シテ・アマイアアッチ- 海と太陽の街- ハイ・エル・バドル