ウィリアム・コラーゾ
ウィリアム・コラーゾ・グティエレス(Williams Collazo Gutiérrez、1986年8月31日 ‐ )は、キューバ・オルギン州出身の陸上競技選手。専門は短距離走。400mで44秒93の自己ベストを持つ。2010年ドーハ世界室内選手権男子400mの銀メダリストである。 アルベルト・ファントレナ、ロベルト・エルナンデスといった世界的ロングスプリンターを生んだキューバから2000年代に登場したロングスプリンター。400mではオリンピックと世界選手権を通じて、メダルはおろか決勝に進出したこともないが、世界室内選手権では2010年ドーハ大会で銀メダルを獲得し、この種目では1976年モントリオールオリンピック金メダリストのアルベルト・ファントレナ、1987年インディアナポリス世界室内選手権銀メダリストのロベルト・ヘルナンデスに次ぐ、キューバ史上3人目の世界大会(オリンピック・世界選手権・世界室内選手権)メダリストとなった[1]。 経歴2007年8月の大阪世界選手権男子400m予選で45秒29の自己ベスト(当時)をマーク[2]。組3着に入り着順での準決勝進出を決めたが、準決勝は予選よりもタイムを落とし45秒54の組8着で敗退した[3]。 2008年8月の北京オリンピック男子400m予選を45秒37で突破し[4]、昨年の大阪世界選手権に続いて世界大会の準決勝に進出した。準決勝では45秒06の自己ベスト(当時)をマークするも、組6着で敗退した[5]。 2009年8月のベルリン世界選手権男子400m準決勝で44秒93の自己ベストをマーク。全体7位のタイムながら、組み分けの不運もあり決勝には進めなかった[6]。 2010年3月のドーハ世界室内選手権男子400m予選を46秒34の自己ベスト(当時)で突破し[7]、この種目では1987年インディアナポリス大会のロベルト・ヘルナンデス(2位)以来、キューバ史上2人目のファイナリストとなった[8]。決勝では準決勝のタイムを更新する46秒31の自己ベストをマークし、クリス・ブラウン(45秒96)に次ぐ2位に入り銀メダルを獲得した[9]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
脚注
外部リンク
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