ウィルフリード・コッフィ・ウア
ウア・ウィルフリード・セルジュ・コッフィ(Hua Wilfried Serge Koffi、1987年10月12日 ‐ )は、コートジボワールの陸上競技選手。専門は短距離走。自己ベストは100mが元コートジボワール記録の10秒01、200mがコートジボワール記録の20秒25。2015年光州ユニバーシアード男子200mの金メダリストである。シニアの世界大会では結果を残せていないものの、アフリカの大会ではアフリカ競技大会とアフリカ選手権を通じて4個の金メダルを獲得している。 経歴2013年7月、カザンで開催されたユニバーシアードの100m決勝で10秒21(+0.5)の自己ベスト(当時)をマークし、アナソ・ジョボドワナ(10秒10)、山縣亮太(10秒21)に次いで銅メダルを獲得した。なお、2位から4位までが同タイムという接戦だった[1]。 8月、モスクワで開催された世界選手権の100mに出場してシニアの世界大会デビューを果たすも、予選で10秒40(-0.4)の組6着に終わり、準決勝には進めなかった[2]。 2014年8月、マラケシュで開催されたアフリカ選手権の100m決勝で10秒05(+0.4)のコートジボワール記録(当時)を樹立し、Mark Jelks(10秒07)に競り勝ち金メダルを獲得した[3]。200でも準決勝で20秒32(-0.9)のコートジボワール記録を樹立すると[4]、決勝では準決勝の記録を塗り替える20秒25(-0.8)をマークし、アイザック・マクワラ(20秒51)やカルビン・ヌカナタ(20秒53)を破り金メダルを獲得した。これによりコッフィは、アフリカ選手権の100mと200mの2冠を達成した史上5人目の男子選手となった[注 1][5]。 2015年7月、光州で開催されたユニバーシアードの200m決勝を20秒41(-2.5)で制し[6]、この種目ではコートジボワール勢初の金メダルを獲得した。 8月、北京で開催された世界選手権に2大会連続の出場を果たすも、100mは予選で10秒29(+0.3)の組5着に終わり、2大会連続で予選敗退[7]。初出場の200mは20秒39(-0.3)の組4着に終わり、着順で準決勝に進出できた組3着とは0秒02差で敗退した[8]。 9月、ブラザヴィルで開催されたアフリカ競技大会に出場すると、100mこそベン=ユスフ・メイテ(10秒04)、オゴ=オゲネ・エグウェロ(10秒17)に次ぐ10秒23(-2.1)で銅メダルに終わったが[9]、アンカーを務めた4×100mリレーでは38秒93をマークしての金メダル獲得に貢献。200mも20秒42(-1.2)で制して2冠を達成した[10]。 2016年4月9日、テンピで開催された大会の100mで10秒01(+1.1)のコートジボワール記録(当時)を樹立した[11]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
脚注注釈
出典
外部リンク
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