ウォータープログラム『ウォータープログラム』(Water Program)とは、東京ディズニーランド (TDL)および東京ディズニーシー (TDS)にて、夏季に行われた、水を使用したプログラムの総称。 TDLでは2002年夏季の『ドナルドのスーパースプラッシュ』、2004年夏季の『バズ・ライトイヤー 夏の大作戦』で水を使用したスペシャルショーを開催している他、後述のように2005年にはTDLとTDSの双方でアトモスフィア扱いの散水、放水を行うミニパレード、ミニショーが開催されている。『ウォータープログラム』というまとまりができたのは2006年からとなる。 TDLは2012年から『ディズニー夏祭り』、TDSは2013年から『ディズニー・サマーフェスティバル』として引き続き、水を使用したイベントが開催されている。 2005年2005年のエンターテイメントは、アトモスフィア扱いで開催され、開催時刻や開催場所などは公表されなかった。 東京ディズニーランドバズ・ライトイヤー 夏の大作戦『バズ・ライトイヤーのクールサービス』(Buzz Lightyear's Cool Service)はバズ・ライトイヤーが「地球を気化熱で冷却する」という目的で、ミストを噴出するフロートに乗ってミニパレードを行った。 東京ディズニーシーチップとデールのクールサービス下に記述した2006年版と同じだが、アトモスフィア扱いであったため、正確な開催時刻と開催場所は公表されていなかった。当初、8月末までの開催予定であったが、猛暑が続いたため、9月中旬まで延長開催された。 アクアトピアポートディスカバリーにあるアトラクション『アクアトピア』に期間限定で「びしょ濡れコース」が登場する。こちらは7月1日〜9月下旬までの開催。終了時期は天候による。 アクアトピアは左右2レーンの乗り場があるが、期間中は片方が「通常コース」、もう片方が「びしょ濡れコース」となる。ゲストは、待ち列に並ぶ際に、どちらのコースかを選択する。 通常期および「通常コース」では、噴水などの水は乗車するゲストにはかからないように設定されている。しかし、「びしょ濡れコース」では、ゲストに水がかかる事もあるような設定になっていると共に、ゲストを濡らすためのシャワーなども増設されている。 2006年東京ディズニーランド東京ディズニーランドでは『クール・ザ・ヒート』というショーと、『グーフィーのクールパニック』というミニパレードが行われる。どちらもグーフィーが主役となっている。 クール・ザ・ヒート『クール・ザ・ヒート』(Cool the Heat)は、シンデレラ城前のキャッスルフォアコートで1日4回行われるショー。公演時間は約7分。 最初に水道修理工に扮したグーフィーがシンデレラ城前に登場。水道管の修理を終えて水を流し始めるものの、大量の水が噴き出してしまう。その後ディズニーキャラクターが登場する。 後から登場するディズニーキャラクターは公演回により異なり、日によって登場順も異なるという特殊なパターンになっている。
グーフィーのクールパニック『グーフィーのクールパニック』(Goofy's Cool Panic)は、パレードルートにて1日3回行われるミニパレード。 このミニパレードは、前述の『クール・ザ・ヒート』と関連しておりグーフィーの設定も同じ水道修理工という設定である。また、物語の設定は雨天時に行われるミニパレード『レイニーデイ・ファン』(2006年6月以降のもの)とも連動しており、フロートも『レイニーデイ・ファン』のものが使われる。 『レイニーデイ・ファン』は「雨の水を回収する」というストーリーだが、『グーフィーのクールパニック』では「回収した水を撒き散らす」というストーリーになっており、『レイニーデイ・ファン』により雨を回収し『グーフィーのクールパニック』でその雨を再利用という展開になる。もちろん再利用というのは設定上のことであり、実際に雨がそのままつかわれるというわけではなく、きちんとしたきれいな水を使う。 東京ディズニーランドのウォータープログラムの音源を収録したCD『東京ディズニーランド クール・ザ・ヒート!!』が2006年7月26日にエイベックスから発売された。 東京ディズニーシー東京ディズニーシーでは『チップとデールのクールサービス』というミニショーが行われるほか、ポートディスカバリーにあるアトラクション『アクアトピア』にびしょ濡れコースが登場する。 チップとデールのクールサービス2006『チップとデールのクールサービス』(Chip'n Dale's Cool Service)は、メディテレーニアンハーバーと園内の水路にて1日3回行われるミニショー。回ごとに開催場所が異なる。ディズニーシー・トランジットスチーマーラインを改造した船にチップとデールやジャミターズが乗り込み、音楽やリズムに合わせて大量の水を撒き散らす。 2005年はアトモスフィアでの公演だったが、2006年からは正式なショーとしてショースケジュールに記述されるようになる。 以下は開催時間と開催場所である。日によって変わる可能性がある。
1回目と3回目の回のリドアイルではボートが岸に接近する。その際に放水をゲストの方向に向け、出演者が上陸してバケツに入った大量の水をゲストにかける。そのことからリドアイルを「ずぶ濡れエリア」と呼んでいる。 好評および気候のため、2006年9月10日まで、開催が延長された。 アクアトピア「びしょ濡れコース」2005年とほぼ同様の内容。詳細は2005年の項を参照。 2007年東京ディズニーランドクール・ザ・ヒート (2007)2006年と同様の内容。詳細は2006年の項を参照。 ウェット&ワイルド・パイレーツナイト→詳細は「サマーナイトエンターテイメント § ウェット&ワイルド・パイレーツナイト」を参照
グーフィーのクールパニック (2007)2006年と同様の内容。詳細は2006年の項を参照。 東京ディズニーシーチップとデールのクールサービス (2007)2006年と同様の内容だが、チップとデールの台詞が開始5分前からのものも含めて大幅に変更となった。 主な構成に変更はないが、チップとデールが踊る歌とダンスをゲストも一緒にやることになった。 当初は8月31日までの開催だったが、この年も好評・猛暑に伴い9月11日まで延長となった。 詳細は2006年の項を参照。 アクアトピア 「びしょ濡れコース」2005年とほぼ同様の内容。詳細は2005年の項を参照。 2008年東京ディズニーランドクール・ザ・ヒート (2008)2006年、2007年と内容は同じだが、2008年よりインクレディブル夫妻に代わりスティッチが登場。詳細は2006年の項を参照。
グーフィーのクールパニック (2008)2006年と同様の内容の予定。詳細は2006年の項を参照。 東京ディズニーシーチップとデールのクールサービス (2008)2007年と同様の内容。詳細は2007年の項を参照。 この年は25周年2ndシーズン期間とされ当初から9月11日までの開催となり、延長は行われなかった(9月12日より3rdシーズンのスペシャルイベントとして、ディズニー・ア・ラ・カルトがスタート) アクアトピア 「びしょ濡れコース」2005年とほぼ同様の内容。詳細は2005年の項を参照。 2009年東京ディズニーランドクール・ザ・ヒート (2009)1日3〜4回開催。 内容は2008年と同様。詳細は2008年の項を参照。 東京ディズニーシーチップとデールのクールサービス“デラックス”
本イベントの音楽は、2008年までのものから一新され(歌詞などに共通部分はある)、サントラCDがエイベックス・マーケティングより2009年7月15日に発売された。
チップとデールのほかに、ミッキーやグーフィーも巻き込んで繰り広げられるショー。2009年の合言葉は「メガスプラッシュ!」。メディテレーニアンハーバー全域が「ずぶ濡れエリア」と設定されている。 これに伴い昨年まで「ずぶ濡れエリア」だったリドアイルは「メガスプラッシュエリア」となり、昨年までと比較して放水量が大幅に増量している。ショー開始前に「エリア内で濡れない場所は無い」「服を着たままプールに飛び込ぶ程に濡れる」と案内される。 舞台裏からの会話が聞こえてしまうシーン(マイクの接続ミスという設定)が開始時間から始まる。 放水を行う船の数が例年の1台から3台(例年の船+専用船)となり、これに加えてグーフィーがボートで登場する。また、ハーバー全体、陸上からも放水が行われる。ショー時間は約20分。 東京ディズニーシー水域一周も2008年までは1台で行われていたが、グーフィーとミッキーマウスがボートで登場する。こちらの使用楽曲は、2008年のものと同じ。 アクアトピア 「びしょ濡れコース」2005年とほぼ同様の内容。詳細は2005年の項を参照。 2010年東京ディズニーランドクール・ザ・ヒート (2010)1日4回開催。 登場キャラクターは2008年、2009年と同様だが、ミッキーマウス、ミニーマウスの衣装、使用楽曲が変更となっている。キャラクターといっしょに登場するダンサー衣装は、これまではキャラクターに依らず同じだったが、本年のミッキーマウス登場の回のみダンサーはテンガロンハットをかぶって登場する。 2008年の項も参照のこと。 東京ディズニーシーチップとデールのクールサービス“デラックス” (2010)内容は2009年とほぼ同様。詳細は2009年の項を参照。
アクアトピア 「びしょ濡れコース」 (2010)2005年とほぼ同様の内容。詳細は2005年の項を参照。 2011年東京ディズニーランドクール・ザ・ヒート (2011)同年公開の、パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉に連動し、登場する各キャラクターが海賊に扮し登場する。 海賊グーフィーが宝を探していると、突然、水が噴き出す。
東京ディズニーシーサマーオアシス・スプラッシュ『サマーオアシス・スプラッシュ』(Summer Oasis Splash)は、メディテレーニアンハーバーで1日3回行われるミニショー。
2012年東京ディズニーランド→詳細は「ディズニー夏祭り」を参照
東京ディズニーシーサマーオアシス・スプラッシュ(2012)2011年とほぼ同様の内容。詳細は2011年の項を参照。
アクアトピア「びしょ濡れバージョン」ポートディスカバリーにあるアトラクション『アクアトピア』が期間限定で「びしょ濡れバージョン」となる。こちらは7月1日〜8月31日までの開催。 アクアトピアはこれまで夏の期間中片側(パーク側)のみ「びしょ濡れコース」が用意されていたが、今回は期間中両コースがびしょ濡れとなる為、名称も変更された。 通常期では、噴水などの水は乗車するゲストにはかからないように設定されている。しかし、「びしょ濡れバージョン」では、ゲストに水がかかる事もあるような設定になっていると共に、ゲストを濡らすためのシャワーなども増設されている。 2013年東京ディズニーランドスペシャルイベント→詳細は「ディズニー夏祭り」を参照
東京ディズニーシー→詳細は「ディズニー・サマーフェスティバル」を参照
2014年東京ディズニーランドスペシャルイベント→詳細は「ディズニー夏祭り」を参照
東京ディズニーシー→詳細は「ディズニー・サマーフェスティバル」を参照
2015年東京ディズニーランドスペシャルイベント→詳細は「ディズニー夏祭り」を参照
東京ディズニーシー→詳細は「ディズニー・サマーフェスティバル」を参照
2016年東京ディズニーランドスペシャルイベント→詳細は「ディズニー夏祭り」を参照
クールスポットパーク内5か所に設置[1]。 東京ディズニーシー→詳細は「ディズニー・サマーフェスティバル」を参照
アクアトピア"びしょ濡れバージョン"を実施[2]。 クールスポット設置場所[2]
2017年東京ディズニーランドスペシャルイベント→詳細は「ディズニー夏祭り」を参照
クールスポットパークの数か所に設置[3]。 東京ディズニーシー→詳細は「ディズニー・パイレーツ・サマー」を参照
アクアトピア"びしょ濡れバージョン"を実施[4]。 クールスポット設置場所[4]
2018年東京ディズニーランドスペシャルイベント→詳細は「ディズニー夏祭り」を参照
東京ディズニーシー→詳細は「ディズニー・パイレーツ・サマー」を参照
アクアトピア"びしょ濡れバージョン"を実施[5]。 クールスポットパークの数か所に設置[5]。 2019年東京ディズニーランドドナルドのホット・ジャングル・サマーエンターテイメント オー!サマー・バンザイ! 6年ぶりにシンデレラ城前で公演する夜のステージショー。ドナルドが主役となる。大量の水しぶきを浴びながら楽しめるプログラム[6]。 公演情報[7]
鑑賞方法[6]
デコレーション エントランスにイベントの装飾がされる[8]。 ニックとジュディのジャンピ・スプラッシュディズニー映画『ズートピア』に合わせて水しぶきを浴びるプログラム。 公演情報[7]
鑑賞方法[9]
クールスポットミストが噴射するスポットをパーク内4か所に設置[8]。
設置期間:2019年7月1日~9月30日 東京ディズニーシー→詳細は「ディズニー・パイレーツ・サマー」を参照
アクアトピア2019年7月1日から9月30日の期間限定で"びしょ濡れバージョン"として実施[10]。 クールスポットミストが噴射するスポットをパーク内3か所に設置[10]。 設置場所
設置期間:2019年7月1日~9月30日 2020年東京ディズニーシーディズニー・パイレーツ・サマーを2020年7月1日から同年9月2日に開催予定であったが、新型コロナウイルス感染症の流行の影響で開催中止とする発表が、同年6月23日になされた[11]。 脚注
Information related to ウォータープログラム |