株式会社エービーシーは、愛媛県松山市勝山町に本社を置き、スーパーマーケットなどを展開していた企業。オール日本スーパーマーケット協会(AJS)に加盟していた。
後述のフジとの関係後の「スーパーABC」の現況についてはフジマート四国も参照のこと。
概要
愛媛県松山市内で食品スーパーの「スーパーABC」・「スーパーZ」・酒店「お酒のバッカス」を6店舗展開していたが、近年の個人消費の低迷や小売業の競争激化等で経営環境が悪化。2014年にフジに対して事業立て直しの協力を要請した[1]。
7月7日にフジと事業譲渡等で基本合意契約を締結。エービーシーの運営する5店舗の営業権をフジが新設する「フジマート四国」に、不動産をフジの子会社の西南企画に譲渡し、9月1日より新会社による事業を開始した[2]。フジはエービーシーの店舗と店舗名をそのまま使用するほか、従業員136人も継続雇用する方針である[3]。
8月31日にエービーシー・スーパーゼットでの営業を終了し、9月1日よりフジマート四国により営業を開始した。
店舗
- 上一万本店(松山市勝山町)
- 道後南店(松山市持田町)
- 石井店(松山市北土居)
- 久米店(松山市鷹ノ子町)
- ゼット店(松山市水泥町)
- 酒のバッカス(松山市北土居町)
かつて存在した店舗
脚注
- ^ フジ、買収視野に交渉 松山のエービーシーと - 日本経済新聞(2014年4月29日)、2014年7月18日閲覧。
- ^ 株式会社フジ、『事業譲受に関する基本合意契約締結及び子会社設立のお知らせ』
- ^ フジ、エービーシー事業継承 店舗・雇用維持方針 - 愛媛新聞(2014年7月8日)、2014年7月18日閲覧。
関連項目