モハベ(英:Mohave)は、韓国のKIAが製造・販売する自動車である。かつては北米市場でもボレゴ(Borrego)という車名で販売されていた(現在はテルライドが同市場における後継車種)。
概要
2008年にキアの最上級SUVとして登場。同社初のV型8気筒エンジン搭載車種でもある。2005年の北米国際オートショー(NAIAS)に出展された大型SUVのコンセプトカー、キア・メサ(Kia Mesa)を市販化したものである。市販モデルのデザインはフォルクスワーゲンからキアに移籍してチーフデザイナーに就任したペーター・シュライヤーが担当している。
ソレントが2代目でユニボディに移行し、また親会社の現代自動車もテラカンの製造を終了しているため、モハベは現代-起亜自動車グループでは唯一のボディオンフレーム型のSUVとなる。
なおキアの車種では最初に専用エンブレムが用意されている(2例目はスティンガー)。
歴史
- 2008年1月 - 韓国で発売開始。韓国のSUVで初めてプッシュスタートシステムを採用。また、北米でもNAIASで発表された。
- 2016年2月 - 韓国にて大幅改良モデルを「ザ・ニュー・モハベ」として発表。エンジンはV6・3.0Lディーゼルのみとなった。
- 2019年3月 - 韓国にてフロントマスク全面刷新モデルを「モハベ・ザ・マスター」として発表。このモデルより韓国市場専売となる。
メカニズム
エンジンは250馬力のV型6気筒3.0L・コモンレール式ディーゼルエンジンのほか、274馬力のV型6気筒・3.8L・DOHCと340馬力のV型8気筒・4.6L・DOHCガソリンエンジン(ともにCVVTを採用)があるが、北米市場はガソリンエンジンのみの設定となる。ディーゼルとV8・4,6LにはZF製の6速ATが組み合わされている(V6・3,8Lは5速AT)。エンジンは親会社である現代自動車のベラクルーズと共用しているが、ディーゼルエンジンに関してはベラクルーズのそれと比べて出力がアップされ、独自性が保たれている。
車名
「MOHAVE」は、モハーヴェ砂漠に由来する。
脚注
関連項目
外部リンク