ハミングバード(Hummingbird)は、ギブソン社が製造・販売するアコースティック・ギターの機種である。「ハニー・トーン」とも呼ばれる軽やかな音、美しいハチドリが描かれた鮮やかなピックガードが特徴。著名アーティストにも愛用者が多い。
特徴
ギブソン社としては初のスクエアショルダー型アコースティック・ギターとして1960年に発売された。ハチドリ(英名 ハミングバード Hummingbird 空中で羽ばたきながら止まって花の蜜を吸う、世界一小さな美しい鳥)が描かれた鮮やかなピックガードが名前の由来。弾き続けていると、ピックガードのハチドリの模様が薄くなっていく。
材質はトップがスプルースで、サイドとバックはマホガニー、ネックはマホガニー(一時期メイプル)で24 3/4スケール。1964年にはわずかにハミングバードカスタム(Hummingbird custom)も生産された。製作の年代ごとにピックガードのハチドリの模様が少しずつ違う。
1962年から1963年にかけて、サイドとバックがメイプル製、ネック・スケール25 1/2のハミングバードも製造された。これは後続機種のダヴが売れ行きが芳しくなく、製造ラインを流用して販売したためである。
主な使用ミュージシャン
脚注
注釈
- ^ 『ONE PLUS ONE /悪魔を憐れむ歌』、『EXILE ON MAIN ST. 』『 STONES IN EXILE』など多数の場面でハミングバードを愛用している姿を確認できる。