ギブソン・J-45
J-45は、1942年にギブソンが発売を開始したアコースティック・ギターである。 「45」は発売時の価格が45ドルであったことにちなむ命名とされる。 概要ライバルであるマーティンのD(ドレッドノート)モデルに対抗すべく、ギブソンが1934年から製造を開始したラウンドショルダー型大型アコースティック・ギターであるJ(Jumbo)シリーズの一つ。 J-45はギブソン製のアコースティック・ギターの中ではもっとも有名で広く使われたモデルであるとされる。 発売以来、1969年までのモデルは、ラウンドショルダーと呼ばれる、ボディのネックサイドが丸みを帯びた形を持つことで有名なモデルである。1955年のモデルからはピックガードが大きくなり、ブリッジは調整が可能なアジャスタブル・ブリッジとなった。その後はギブソン社製アコースティック・ギターである「ダヴ」「ハミングバード」と同様のスクエアショルダー型のギターとなり、1982年まで細かいスペックを変更しながら生産が続けられた。 同年に発売されたサザンジャンボ(Southern Jumbo)は、本モデルの上位機種である。違いは、大型のピックガード、ヘッドに刻まれたインレイ、ネックのバインディング、ポジションマークが平行四辺形となった所。1956年に発売されたカントリーウエスタン(Country Western)は、本作のナチュラル・フィニッシュ・カラーモデルであり、ピックガードがハミングバードと同様の形状となっている。 1947年に発売されたJ-50は、本モデルのナチュラル・フィニッシュ・カラーモデルである。 10年以上の空白期間を経て、1996年より、モンタナ州ボースマンに新設された工場で生産が再開され、現在も販売中である。1996年以降に生産されたJ-45は、すべてラウンドショルダー型である。多くの音楽家が愛用していることでも知られる。 愛用ミュージシャン50音順
ギャラリー
脚注出典
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