ギンザグリングラス
ギンザグリングラス(欧字名:Ginza Green Grass、2005年3月7日 - 2023年12月22日)は、日本の競走馬、種牡馬。 戦績2007年に千葉サラブレッド・セールにて210万円で取引された馬である。同年JRAでデビューし1勝を挙げる。2008年に地方競馬に移籍、主に大井競馬場や川崎競馬場で出走した。2014年引退。引退時はメジロマックイーン産駒最後の競走馬となっていた。JRA11戦1勝、南関東98戦2勝。 種牡馬時代引退後は熱心なファンが引き取り、北海道沙流郡日高町の旭牧場で種牡馬入り[1][2]。2015年、2016年とも3頭の繁殖牝馬との交配に恵まれ、2016年4月17日に初仔も生まれている[3]。2017年より新冠町の白馬牧場に移動して種牡馬生活を続けている[4]。 2018年6月16日、水沢競馬場第1競走で、クイーンソネラが産駒初勝利を挙げた[5]。 父系は1964年に日本に輸入されたパーソロンを起点としており、以下メジロアサマ、メジロティターン、メジロマックイーンに次ぐ4代目の種牡馬となる。内国産種牡馬が4代続いた例としては、1970年代のアイアンハート、本馬と同父のグランアクトゥール(既に種牡馬引退)に次いで3例目である。メジロアサマが生まれた1966年から起算すれば、2009年にシンザン系が断絶して以降、この父系は日本国内で継承されている父系として最も古いものとなっている。 なお、この父系は、大系統で言えば三大父系の中で最小のヘロド系に属している。日本のヘロド系はパーソロンやダンディルートの子孫により2000年ごろまではシンボリルドルフやトウカイテイオー等を輩出して大いに栄えたが、その後は縮小し2010年ごろまでにほぼ消滅した。本馬はその後日本で唯一のヘロド系種牡馬となっていたが、2020年にクワイトファインがクラウドファンディングにより新たに種牡馬入りし、同馬と共にこの父系をつなぐ役割を担うことになった。この父系は日本以外でも縮小が激しく、活躍しているのはイギリスのインディアンリッジの後継にほぼ限られる。2015年に主力であったコンプトンプレイスが死亡し、危機的状況に陥っている[6]。 2023年12月22日、心不全で死亡した事が引退後の最終オーナーであった蔵内優子より明らかにされた[7][8]。 血統表
脚注出典
外部リンク
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