サザーク区
サザーク・ロンドン自治区 (サザーク・ロンドンじちく、英: London Borough of Southwark) は、イングランドのロンドン南部にある、インナー・ロンドンを形成するロンドン自治区の一つで、テムズ川を挟んでシティ・オブ・ロンドン(シティ)の南に隣接する。サザークの名前は9世紀に遡る。現在の自治区は1963年ロンドン政府法の規定に基づき、1965年に設置された [2]:5 。 区域内のサウスバンクにはロンドン・ブリッジ駅があり、ザ・シャードをはじめとする観光地への接続拠点となっている。 本地域にはシェイクスピア演劇のグローブ座が復元されており、国立美術館テート・モダンや帝国戦争博物館のほか、1817年に大衆に開館したイギリス最古の公立ダルウィッチ美術館(ダリッジ・ピクチャー・ギャラリー)などがある。また、帝国戦争博物館の向かい側には聖ジョージ大聖堂が建つ。 テムズ川には1963年に退役したイギリス海軍の巡洋艦ベルファストが係留され、16世紀の海賊ドレークが使ったゴールデン・ハインドの複製もある。テムズ河畔のビルであるバトラーズ・ウォーフ、ヘイズ・ガレリア、あるいはドックランズ界隈には桟橋やドックがあったが、1980年代から一帯の都市再開発が進んだ。 地理西部はランベス区、北部はテムズ川を挟み西から東にシティ・オブ・ロンドンとタワーハムレッツ区、東部はルイシャム区、南部はクリスタル・パレス地区を介して西から東にランベス区やクロイドン区、ブロムリー区と接する、 地区
経済経済面ではシティのテムズ川対岸にあたるため、プライスウォーターハウス、アーンスト・アンド・ヤングなどの会計監査ファーム、ドバイやシンガポールなどにもあるLawrence Grahamなどのローファーム、Actis Capitalなどの運用会社・投資ファンドが集中している。 同様に新聞メディアでは、タワー・ブリッジの上流西隣ロンドン・ブリッジ界隈にあるThe News Building に、News UK傘下各紙(タイムズ、サンデー・タイムズ、 タブロイド紙のザ・サン)のほか、米ダウ・ジョーンズ、及び同ダウ傘下の米ウォール・ストリート・ジャーナルなどが入居している。 また、フィナンシャル・タイムズ本社がサザーク・ブリッジ界隈 2 Southwark Bridge Road にあったが、2019年に1980年代まで入居していたシティのBracken House に戻った。 サウス・バンク地区には、2018年に入り世界最大の広告代理店グループWPPグループの主要本社機能がメイフェアから the Sea Containers House に移転し、また、ハーグとロンドンに二本社体制を敷いていたセブン・シスターズ(石油メジャー)のロイヤル・ダッチ・シェルは、行政区域は西側隣接ランベス区内になるが、サウス・バンクのロンドン・アイに接したシェル・センター (Shell Centre) に本社機能を集約させている。 教育大学等ロンドンサウスバンク大学の学生数は2万3千人になる。ロンドン芸術大学は二つのカレッジを置く。また、欧州一と言われる医療大学のキングス・カレッジ・ロンドンは近隣ガイズ病院などと統括教育を行っている。 初等学校・中等学校・特別支援学校イギリス一の規模になるパブリック・スクールのダリッジ・カレッジが同地にある。 交通関係者出身者→詳細は「Category:サザーク区出身の人物」を参照
居住その他ゆかりある人物
脚注
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