サン・ハビエル
サン・ハビエル(スペイン語: San Javier)は、スペイン・ムルシア州のムニシピオ(基礎自治体)。自治体名は聖フランシスコ・ザビエルに因んでいる。2017年の人口は31,695人。 地理面積は74km2、2017年の人口は31,695人。ムルシア州の東部、コスタ・カリダ(暖かい海岸)と呼ばれる地域にあり、潟湖であるマール・メノールの北側にある。近隣にはピラール・デ・ラ・オラダーダ、ムルシア州の州都ムルシア、サン・ペドロ・デル・ピナタール、トーレ・パチェコ、カルタヘナ、ロス・アルカサレスなどの自治体がある。 マール・メノールと地中海を隔てる砂州であるラ・マンガの北側もサン・ハビエルの自治体域に含まれる。マール・メノールやラ・マンガに観光客が押し寄せるため、夏季には人口が増加する。マール・メノールには火山性の島が5つあるが、うちマヨール島とペルディゲーラ島の2つはサン・ハビエルの自治体域に含まれる。 国際空港であるムルシア=サン・ハビエル空港がある。 地区中心地は自治体名と同名のサン・ハビエル地区であり、その他に10の地区がある。
人口
政治
スポーツ1980年にはサッカークラブのADマール・メノール=サン・ハビエルが設立され、1988年には地域リーグからリーガ・エスパニョーラに舞台を移した。レアル・ムルシアの下部組織に所属していたマリアーノ・サンチェス・マルティネス、赤道ギニア代表のルベン・エピティエなどはADマール・メノール=サン・ハビエルに在籍した経験がある。主にテルセーラ・ディビシオン(4部相当)に在籍し、1996-97シーズンと1997-98シーズンはセグンダ・ディビシオンB(3部相当)に在籍したが、財政難が理由で2007年に解散した[3]。同年には後継クラブとしてマール・メノールFCが設立され、2010年からはリーガ・エスパニョーラのテルセーラ・ディビシオンに所属している。ADマール・メノール=サン・ハビエルもマール・メノールFCも、エスタディオ・ピティンをホームスタジアムとしている。 空港軍民共用のムルシア=サン・ハビエル空港はムルシア州の主要な空港であり、ムルシア州の州都ムルシアから42㎞南東、カルタヘナから25km北東のサン・ハビエルの自治体域にある。スペイン空軍が所有し、Aenaが運営している。 イングランドのロンドン・スタンステッド空港、ロンドン・ルートン空港、リーズ・ブラッドフォード空港、マンチェスター空港、バーミンガム空港、スコットランドのグラスゴー・プレストウィック国際空港、アイルランドのダブリン空港、ドイツのフランクフルト空港、チェコのヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港、オランダのアイントホーフェン空港、ベルギーのアントワープ国際空港とシャルルロワ空港に対して定期便が運航されている。 1930年代後半のスペイン内戦前には、サンティアゴ・デ・ラ・リベラ地区に軍用空港が建設された。スペイン共和国空軍が爆撃機のために使用したほか、軍人の訓練施設としても使用された[4]。スペイン内戦終結後にはスペイン空軍が使用した。 2016年の旅客数は1,096,980人であり、ムルシア州最大の民間空港である[5]。2300mと1580mの2本の滑走路を持つ。2014年と2016年には国際空港評議会(ACI)によって、エアポート・サービス・クオリティ・アワードの「ヨーロッパにおける最優秀地域空港」に選ばれた。 出身者
脚注
外部リンク |