ジェラルド・レアード
ジェラルド・リー・レアード(Gerald Lee Laird, 1979年11月13日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ウェストミンスター出身の元プロ野球選手(捕手)。 千葉ロッテマリーンズに所属していたブランドン・レアードは8歳年下の弟[1]。 経歴プロ入りとアスレチックス傘下時代1998年のMLBドラフトでオークランド・アスレチックスから2巡目(全体45位)指名を受ける。ドラフト&フォロー方式により、1年間サイプレス・カレッジ(Cypress College)でプレーした後、1999年6月1日に100万ドルの契約金で入団した[2]。 レンジャーズ時代2002年1月14日にカルロス・ペーニャ、マイク・ベナフロとのトレードで、ライアン・ラドウィックら3選手と共にテキサス・レンジャーズに移籍した[3]。 2003年4月30日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー。2004年4月には月間最優秀新人に選出される[4]。レンジャーズではなかなかロッド・バラハスの壁を越えることができなかったが、バラハスがチームを去った2007年からは正捕手として起用された。年俸調停の権利を得たレアードは、2008年1月18日に1年160万ドルで契約延長[5]。同年は若手捕手のジャロッド・サルタラマッキア、テイラー・ティーガーデンが台頭してきた。 タイガース時代2008年12月8日にギジェルモ・モスコーソら2名とのトレードで、デトロイト・タイガースへ移籍した[6]。 2009年1月20日に年俸調停を避けて1年260万ドルで契約延長[5]。タイガースの正捕手を務め、打率は.225ながら盗塁阻止率は両リーグ最高の42%を記録した[7]。同年オフの12月30日にはNBAフェニックス・サンズ対ボストン・セルティックスの試合を観戦中に客席で乱闘騒ぎを起こし、弟のブランドンと共に逮捕されるという失態を犯した[1]。 2010年1月19日に1年390万ドルで契約延長。しかし、シーズンでは新人のアレックス・アビラに出場機会を譲ることが多くなった。オフにFAとなった。 カージナルス時代2010年12月14日に1年110万ドルでセントルイス・カージナルスに移籍した[8]。 2011年はヤディアー・モリーナのバックアップを務めた。チームはワイルドカードから勝ち上がり、ワールドシリーズを制覇したが、レアードはプレーオフでは4試合に途中出場しただけ(打席に立ったのは1度のみ)だった[9]。 タイガース復帰2011年11月18日に1年100万ドルの契約でデトロイト・タイガースに復帰することが決まった。タイガースではリーグ屈指の捕手に成長したアビラのバックアップを務めた[10]。 ブレーブス時代2012年11月15日に2年契約でアトランタ・ブレーブスに移籍した[11]。 2014年オフにFAとなった。 ダイヤモンドバックス時代2015年2月7日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ[12]。4月5日にメジャー契約を結び40人枠入りした。8月24日に解雇となった。 メキシカンリーグ時代2016年7月5日、メキシカンリーグのティフアナ・ブルズと契約した。この年限りで現役を引退した。 現役引退後2016年12月14日、デトロイト・タイガースの傘下ショートシーズンA級コネチカット・タイガースの監督に就任することが発表された。2年間監督を務め、2018年限りで退任した。 2022年は韓国・KBOリーグに所属するロッテ・ジャイアンツのバッテリーコーチを務めた[13]。 プレースタイル捕手としての守備防御点は2015年終了時点で+12を記録している[14]。 詳細情報年度別打撃成績
表彰
背番号
脚注
関連項目外部リンクInformation related to ジェラルド・レアード |