ジャック・ドレイパー
ジャック・ドレイパー(Jack Draper, 2001年12月22日 - )は、イギリスロンドン出身のプロテニス選手である[1][2]。これまでにATPツアーでシングルス2勝を挙げている。自己最高世界ランキングはシングルス15位、ダブルス247位。 選手経歴ジュニア時代父親はイングランドのテニス協会の元最高経営責任者であるロジャーと母親は元英国ジュニアテニスチャンピオンのニッキーの元でロンドンのサットンで生まれ、近くのサリー州アシュテッドで育った。4歳から11歳までコブハムのストーク・ダバノンにあるパークサイド・スクールに通い、ジャスティン・シェリングの指導を受けた後、コブハムのリード・スクールに2年間通っていた。 2018年 ウィンブルドンジュニア準優勝2018年ウィンブルドン選手権男子シングルスジュニアでは決勝で曾俊欣に1-6, 7-6(2), 4-6で敗れ、準優勝となった[3]。同年にプロ転向をする。 2021年 ATPツアー参戦マイアミ・オープンではワイルドカードを貰い、ATPツアー本戦に初参戦を果たす。1回戦でのミハイル・ククシュキン戦では第1セット5-7で終了した時点で熱中症による体調不調でコートに倒れ込み、棄権を余儀なくされた。年間最終ランキングは265位。 2022年 トップ50入り10月24日には世界ランキング45位を更新した。迎えたネクストジェネレーション・ATPファイナルズでは第3シードとして初参戦。グループステージで第2シードのロレンツォ・ムゼッティを4-1, 4-0, 4-3のストレートで下してベスト4進出。決勝トーナメントでは第4シードのブランドン・ナカシマに3-4, 4-1, 2-4, 3-4で敗れた。年間最終ランキングは42位。 2023年 ツアー初の決勝進出11月、ソフィア・オープンではツアー初の決勝進出。決勝ではアドリアン・マナリノに6-7(6), 6-2, 3-6で敗れ、準優勝となった。年間最終ランキングは61位。 2024年 全米ベスト4 ツアー初優勝1月、年始のアデレード国際では決勝進出。決勝でイジー・レヘチカに6-4, 4-6, 3-6の逆転で敗れ、準優勝を飾った。全豪オープンでは2回戦で第14シードのトミー・ポールに2-6, 6-3, 3-6, 5-7で敗れた。 6月、シュトゥットガルト・オープンでは決勝でマッテオ・ベレッティーニを3-6, 7-6(5), 6-4の逆転で下して、ツアー初優勝を果たした。翌週のクイーンズ・クラブ選手権では2回戦でカルロス・アルカラスを7-6(3), 6-3のストレートで勝利した。 7月、ウィンブルドン選手権では第28シードもして出場するも、2回戦では同胞の先輩であるキャメロン・ノリーに6-7(3), 4-6, 6-7(6)のストレートで敗退。 8月、ナショナル・バンク・オープンではジョーダン・トンプソンに5-7, 2-6のストレートで初戦敗退。ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは2回戦でステファノス・チチパスを3-6, 6-4, 7-5、3回戦ではフェリックス・オジェ=アリアシムを5-7, 6-4, 6-4で破り、ベスト8進出。準々決勝ではホルガ・ルーネに4-6, 2-6のストレートで敗れた。 9月、全米オープンでは第25シードとして出場して、4回戦でトマーシュ・マハーチを6-3, 6-1, 6-2のストレートで下し、グランドスラム初のベスト8進出を果たした。さらに準々決勝では第10シードのアレックス・デミノーを6-3, 7-5, 6-2のストレートで破り、イギリス人男子としてアンディ・マレー以来12年ぶりとなるベスト4進出となる快挙となった。ジャパン・オープンでは2回戦でホベルト・ホルカシュを6-4, 6-4のストレートで破り、ベスト8進出。準々決勝でのウゴ・アンベール戦では腹部の負傷により途中棄権した。 10月、エルステ・バンク・オープンでは錦織圭やロレンツォ・ムゼッティらを下して、決勝進出。決勝ではカレン・ハチャノフを6-4, 7-5のストレートで破り、ATPツアー・500シリーズ初制覇及びツアー2勝目を挙げた。 成績大会最高成績
脚注
外部リンク
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