セーブ・ザ・チルドレン
セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)は、1919年にイギリスで設立された非政府組織 (NGO) である。国連経済社会理事会の総合協議資格 (General Consultative Status) をもつ[注 1]。児童の権利に関する条約 (子どもの権利条約) を理念とし、子どもの権利の保護を目標として活動している。 セーブ・ザ・チルドレンは子供の権利保護の最前線にいる組織である。子供が自分の決定権を持っていることを重要視、子供目線での情熱的かつ専門的な活動をしている。組織のビジョン (未来への展望) は「子どもを尊重し、大切にする。」「子どもから学ぶ。」「子どもに生きる希望とあらゆる機会を提供する。」の3点である。子供らしく生きる「子どもの権利」 (生存、成長、保護、参加) の実現に向けて、世界中の子供たちといっしょに、生活をすぐに良くしてそれがずっと続くようにすることをミッション (役目) としている。 沿革1913年、のちにセーブ・ザ・チルドレンの創始者となるエグランティン・ジェップは、第一次世界大戦のバルカン半島にて、多くの子供たちの戦争被害を目にした。エグランティン・ジェップは、戦争は子供たちにとっての脅威として反戦を志した。 1919年のイギリスで、エグランティン・ジェップは、第一次世界大戦後の飢餓に陥った子どもたちを救うべく、妹のドロシー・バクストン (Dorothy Buxton) と活動を始めた。姉エグランティンと妹ドロシーは、戦争による敵味方を問わず、ヨーロッパの子どもたちに食料と薬を送った。ジェップは「私には11歳以下の敵はいない」として、子どもの救済に考えを同じくする人々とともにセーブ・ザ・チルドレンを設立するに至った。 第一次世界大戦
第二次次世界大戦後
テロセーブ・ザ・チルドレン世界連盟メンバーセーブ・ザ・チルドレンは世界最大のネットワークをもち、2009年10月現在、世界で28カ国の団体がセーブ・ザ・チルドレンの名のもと連携し、約120カ国で活動を続けている。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン→詳細は「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」を参照
日本では東京都千代田区に本部事務局を置く社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン (略称: SCJ) として活動している。活動規模 (経常費用) は年間約6億円[5]。 沿革脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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