ソロモン・ゴロム
ソロモン・ウォルフ・ゴロム(英: Solomon Wolf Golomb、1932年5月30日 - 2016年5月1日 )は、アメリカ合衆国の数学者にして工学者であり、南カリフォルニア大学電気工学教授であった。専門は、組み合わせ数学、数論、符号理論、通信など。メリーランド州ボルチモア生まれ。 経歴ボルチモアの高校を卒業後、ジョンズ・ホプキンス大学で学士号、ハーバード大学で修士号と博士号を取得。1957年の博士論文のテーマは "Problems in the Distribution of the Prime Numbers"(素数の分布の問題)。 Glenn L. Martin Co. に勤務していた頃、通信理論に興味を持つようになり、線形帰還シフトレジスタを研究し始めた。フルブライト・プログラムでオスロ大学で学んだ後、カリフォルニア工科大学のジェット推進研究所に勤務。軍事用と宇宙での通信について研究した。1963年、南カリフォルニア大学の講師として採用され、1965年に教授になった。 業績彼の名を冠したゴロム定規は、類似するコスタス配列と共に天文学(電波望遠鏡)や暗号化で使われている。 M系列乱数の先駆的研究でも知られている。エントロピー符号の一種であるゴロム符号も考案した。 また、彼はポリオミノというパズルの考案者として知られ、ポリオミノはテトリスを発想させる元になった。 パズルIEEEの Information Society Newsletter にパズルに関するコラムを連載している。また、サイエンティフィック・アメリカン誌の「数学ゲーム」にもたびたび寄稿していた。特に Rep-tiles が知られている(自己複製型充填)。他に出身大学の出版する月刊誌 Johns Hopkins Magazine にも "Golomb's Gambits" というパズルに関する連載を行っている。 IQゴロムは、『オムニ』誌で紹介されたロナルド・K・ホーフリンのメガIQテストを高名な教授としては比較的初期に受けた。結果は 176 であり、100万人に1人の能力とされている。[1] 主な著書
受賞歴
1992年、アメリカ国家安全保障局から長年の貢献に対して表彰された。ロシア科学アカデミーやロシア自然科学アカデミーからもメダルを授与されている。 外部リンク
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