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(2020年3月 )
ダイアナモンキー (Cercopithecus diana )は、哺乳綱 霊長目 オナガザル科 オナガザル属に分類される霊長類。別名ダイアナザル 。
分布
ギニア 南東部、コートジボワール 南部、シエラレオネ 、リベリア [ 3]
形態
体長 オス53-62cm、メス44-48cm。尾長70-90cm。体重 オス3.5-7.5kg、メス2.2-5kg。全身は灰色や暗灰色の体毛で被われる。喉から胸部は白、背中は赤褐色、臀部は赤、尾は黒い体毛で被われる。額には三日月状に白い斑紋が入る。種小名diana はローマ神話における月の女神「ディアナ (ダイアナ)」の意で、額の斑紋に由来し和名や英名と同義。大腿部から膝にかけて白い筋模様が入る。
分類
以前は亜種C. d. roloway が含まれていたが、独立種ロロウェイモンキー C. roloway として分割する説が有力とされる[ 3] 。
生態
熱帯雨林 に生息するが、水辺にある乾燥林に生息することもある。樹上棲で、主に樹冠部 で生活する。1頭のオスとメスからなる5-50頭の中規模な群れを形成し生活する。他種と混群を形成する事もある。昼行性 。
食性は植物食傾向の強い雑食 で、木の葉 、花 、果実 、種子 、樹脂、昆虫 などを食べる。
繁殖様式は胎生。1回に1頭の幼獣を産む。
人間との関係
森林伐採や木炭採取・農地開発・採掘などによる生息地の破壊、狩猟などにより生息数は減少している[ 3] 。1976年にガーナ個体群(ガーナには本種の亜種とされていたロロウェイモンキーが分布する)がワシントン条約 附属書IIIに、1977年に霊長目単位でワシントン条約附属書IIに、1981年にワシントン条約附属書Iに掲載されている[ 2] 。
日本ではケルコピテクス属(オナガザル属)単位で、特定動物 に指定されている[ 5] 。
出典
^ Appendices I, II and III (valid from 26 November 2019) <https://cites.org/eng > (downroad 31/03/2020)
^ a b UNEP (2020). Panthera tigris . The Species+ Website. Nairobi, Kenya. Compiled by UNEP-WCMC, Cambridge, UK. Available at: www.speciesplus.net . (download 31/03/2020)
^ a b c d e f g h Koné, I., McGraw, S., Gonedelé Bi, S. & Oates, J.F. 2019. Cercopithecus diana. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T4245A92384250. doi :10.2305/IUCN.UK.2019-3.RLTS.T4245A92384250.en . Downloaded on 31 March 2020.
^ 日本モンキーセンター 霊長類和名編纂ワーキンググループ 「日本モンキーセンター 霊長類和名リスト 2018年11月版 」(公開日2018年12月16日・2020年3月31日閲覧)
^ 特定動物リスト (動物の愛護と適切な管理) (環境省 ・2020年3月31日に利用)
今泉吉典 、松井孝爾監修 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、30、210頁。
今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科3 霊長類』、平凡社 、1986年、84頁。
小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』、講談社 、2000年、32、144-145頁。
『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館 、2002年、138頁。
関連項目