ニュートピアII
『ニュートピアII』 (NeutopiaII) は、1991年9月27日に日本のハドソンから発売されたPCエンジン用アクションロールプレイングゲーム。 同社の『ニュートピア』(1989年)の続編。主人公である勇者フレイの息子を操作し、かつて倒した魔物たちが復活した謎を解く事や、調査に当たった後に行方不明となったフレイを捜し出す事を目的としている。視点はトップビューで基本的には前作を踏襲。十字キーによる移動と、ワンボタンで繰り出される剣による攻撃が基本となっている。冒険を進めるごとに新たなアイテムを入手し、進める場所が増えていくのが特徴。 開発はハドソンが行い、ゲーム・デザインおよびディレクターはファミリーコンピュータ用ソフト『ボンバーマンII』(1991年)を手掛けた藤原茂樹が担当、プログラムは前作に続き金田孝司が担当、音楽はPCエンジン用ソフト『スーパースターソルジャー』(1990年)を手掛けた星恵太が担当、キャラクター・デザインはテレビ朝日系テレビアニメ『機動戦士ガンダム』(1979年 - 1980年)などを手掛けたアニメーターの安彦良和が担当している[2]。 バーチャルコンソール対応ソフトとして2007年にWii、2014年にWii Uにて配信された他、2010年にはPlayStation 3およびPlayStation Portable用ソフトとしてPCエンジンアーカイブスにて配信された。その他、2013年にはひかりTVゲームおよびG-clusterにて配信された。 ゲーム内容基本的には前作と同様に任天堂のファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフト『ゼルダの伝説』(1986年)を模した仕様である。地上や迷宮にて敵を倒し、様々な人物から得た情報を基に謎を解いていく[2]。前作と同様に壁を爆弾で破壊する事や、岩を動かす事で隠し部屋が出現するなどの要素も存在する[2]。ライフが無くなる事でゲームオーバーとなるが、道中で多数の強力なアイテムを入手できるため、難易度はそれほど高くない[2]。 ストーリー舞台となるのは勇者フレイの活躍で平和を取り戻したニュートピアの地で、1年前に突如迷宮が現れ再び魔物たちが徘徊を始めたところから物語は始まる。かつての悪魔が復活したとの噂をされている中、勇者フレイは事態の真相を探るため再び旅立って行った。しかし、それ以来彼からの便りはなく、その後姿を見たものは誰もいない。主人公はフレイの息子として異境の迷宮に消えた父を探し、闇に閉ざされた世界を救うために迷宮へ旅立つのだった。 登場人物
移植版
スタッフ
評価
脚注
関連項目
外部リンク
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