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バヤン・クリ

バヤン・クリ(生年不詳 - 1358年)は、西チャガタイ・ハン国の第2代君主(在位:1348年 - 1358年)。

生涯

ドゥアの孫。1348年ダーニシュマンドアミールカザガンに殺害されるとマー・ワラー・アンナフルにおいてカザガンに新たな君主として擁立された。バヤン・クリもまたカザガンの傀儡であり、カザガンはバヤン・クリの名をもってマー・ワラー・アンナフルを統一し、ペルシアを窺う動きを見せた。

1357年にカザガンが暗殺されるとその子のアブドゥッラーがカザガンの地位を引き継いだ。バヤン・クリのがアブドゥッラーに通じると、バヤン・クリはアブドゥッラーの手の者によってサマルカンドで暗殺された。

先代
ダーニシュマンド
西チャガタイ・ハン国君主
1348年 - 1358年
次代
シャー・テムル
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